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メモタルフォーゼの縁側な話

デルタ・フォースの映画の時も書いたがわたしはグッドエンドが大好きだ。

邦画は、誰か亡くなる場合が多い。
あー、書き方が悪かった。
規模の問題でもある。

邦画は身近な人が亡くなる。
洋画は人類が滅亡する。

わたしの肌感覚だけど、こんな感じ。

大体あっているだろう。


✅どこで知ったか

そんなわたしのおすすめ邦画がこちらである。

『メモタルフォーゼの縁側』2022年の映画。
Netflixで見るまで存じなかった。

ざっくりとしたあらすじは
年齢差のある二人の女性がBLマンガを通じて友情を深める物語です。
高齢女性のつばめと女子高生のうららは、共通の趣味を通じてお互いの人生に新しい視点を見つけ、成長していきます。

一言でこの作品を評価すると良かったになる。
邦画で今年見た中で、一番素晴らしい映画だった。

✅演技うまっ!

芦田愛菜さんが主役だったのだが、良い演技だった。
純朴というか弱そうと思わせながら芯のある高校生を演じていた。

パシフィック・リムの子供のシーン以外で、あんまり芦田さんの演技とか知らなかったが、とても素晴らしく子役から生き残っているのは伊達じゃない。

おばあちゃん役の宮本信子さんの演技も素晴らしかった。

やさしさの中にやさしさが詰まっている感じの演技が素晴らしかった。

あと、どこかで聞いた名前だなと思ったら、なんとマルサの女の人。

伊丹監督の奥様だ。

『STAND BY ME ドラえもん 2』のおばあちゃんの声でも出演している。

そりゃ演技上手いわ。

✅BL要素はほどほどに

話のキモとなるBLにも触れよう。

BLに全く興味が無いわたしも、嫌悪感なくエッセンスとして作られた形だ。

BLは話のメインではなく、本当にシナリオの味付けなのだ。
バリバリのBL好きは肩透かしを食らうだろう。

まあ、芦田さんと宮本さんが出演していて、そんな激しいのはあると思わないことを祈ろう。

✅テンポの良しあし

洋画で有名な映画『アルマゲドン』のわたしが一番評価する所はテンポの良さだ。

淡々とあっさりしてではなく、重厚ながらテンポが良い。

この『メモタルフォーゼの縁側』もテンポが良いのが見やすい理由の一つだろう。

ドラマだったらどうだろうと考えても、やはり映画で大正解だと思う。

中だるみしないで作った監督が凄いんだろうな。

監督の過去作を見てきたけどこんな素晴らしい映画作れるなら、もっとあの映画は良く出来ただろうの言葉は、心の中に閉まっておこう。

✅邦画のお涙頂戴は無しよ

最後ヒロインや近しい人を退場させて終わらせる映画で終わらせる邦楽特有な映画でなかった。

きちんと正しい手順で退場させた素晴らしい終わり方だと思う。

トゥルーエンドなんだけど、これはこれでグッドエンドと呼べるだろう。

映画館で見たかったと後悔した少ない映画のひとつになったのは間違いない。

メモタルフォーゼの縁側
おすすめ度 ★★★★☆
BL度    ★★☆☆☆
友情度   ★★★★★

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