仕事は吉野家よりはやく
まじの無
さちこから、次のテーマは「私の仕事」ね。と言われたとき、やべえ~と思った。仕事に関して書きたいことも書けることもまじの無だから。
編集者って肩書きはわかりやすくてうらやましい。知らない人からみたら「一般的な編集者ってたぶんこうだよね」みたいなイメージがある。
なんでも屋さん
わたし(はいる)は中小企業の「人に関わるなんでも屋さん」だ。いわゆるHRです。人事部。なんでも出来る、ではなく、なんでもやるしかない。会社規模が小さいから。研修の事務局や使用備品の発注(シール貼りとかのまじくそ地味作業もやる)、社内講師もやる。採用計画を立てたり説明会に出たりイベント企画したり面接もする。マニュアルを作ったり、請求書の処理をしたり、住む場所の手配もする。幅広く色々なことをやらなければならないので、器用貧乏には有難い。しかし、一つの知識やスキルに特化したという自負はないので、本当に「なんでもやる屋さんで~す★」みたいなことしか言えない。転職経験もないので、これがあるべき姿なのかもわからない。
仕事柄、具体的に書けないことのほうが多いので、わたしがなんでもやる屋さんをやる中で心掛けていることを話したい。参考にはしなくていいです。
心掛けていること
1.超速くやる
2.枠だけ作ったら出す
3.得意なことをガンガン引き受ける
1.超速くやる
なんでも超速くやる。自分の脳みその容量が狭く、多くのことを保管しておけないからだ。一つ仕事で心配なことや考え事があると、ふとした瞬間にそのことを思い出さなければならない。それが24時間の中で何度も現れては消える。歯を磨いている時、顔を洗っている時、ごはんをチンしている時...。まじで効率が悪い。何も思い出したくはない。仕事は一刻も早く終わらせて、脳みそをなるべく空っぽにして帰りたい。
特に自分の中で優先順位があって、
ちょっぱや:
上司の今の頭の中を占めている重要な案件
他の部署が沢山絡んでいてポカすると大変なことになる案件
ぱや:
上司が忙しくて(面倒くさくて)手を付けられていない案件
なるはや:
これをやることで周りの人が助かる案件
という順でやっている。上の人は偉くなればなるほど、瞬間風速で物事を考えていらっしゃるので、頼まれたら即やらないと、次の瞬間には関心がなくなっていたり、考えが変わっていたりする。あとからひっくり返されると辛いのでちょっぱや案件。あと、直属の上司は中間管理職で上からも下からも多忙なので、手が回ってない~めんどい~っていうのもなるべくこちらから「やります!」と言うようにしている。中間管理職はまじで辛いからな。
2.枠だけ作ったら出す
「企画する」といえば聞こえはいいが、一から組み立てて考えなければならないイベントや研修は沢山ある。そういったとき、とにかく枠を作って出しちゃうようにしている。「こういう流れで、こういう方向性でやりたい」ということだけ見えていれば一旦いい。上司には、そもそもわたしの向いてる方角あってます?というところが確認できればよく、良いならそのまま走る、ダメならもう一回枠を作りなおす、これが一番早い。
正直ここだけぽっかり空欄で埋まらないの...どうしよう...ってときでも、絶対に出しちゃって相談したほうが早い。自分で練れるアイデアなんてまじでない。自分を過信するな。お前の考えた限られた案よりいいのをみんなが沢山持ってるわ。と、脳内のわたしが説教してくるので、潔く出すようにしている。
3.得意なことをガンガン引き受ける
1で、上司に「やります!」と言うようにしていると書いたが、なんでもかんでも引き受けているわけではない。超速く出来る得意なことしか申し出ない(すいません)でも、周りが面倒くさくてやっていないけど、誰かがやれば助かること、というのは仕事において無限にある。その仕事に立場や大小は関係なく、「助かる人がいて、自分が得意」なら、やる。隣の部署で全部メールや口頭で行われているやりとりを共有のシステムで一括管理出来るようにしたり、退職者に渡す色紙に絵を描く、みたいなこともある。得意で、パワーがかからないならやれば良い。誰も損しないから。
あと、そうやって得意なことをガンガン引き受けておくと、自分が苦手なこともお願いしやすいし、わからないことも教えてもらいやすい。持ちつ持たれつだ。
結構書けた
あんなに書けないと思っていたのに書き出したら結構書けちゃったな...(現在1900文字)偉そうなことを書いてしまったようにも思うが、これは本当にある一面から見たことだ。得意なことをやるってことは苦手なことをやらないってことと表裏一体だし、速さを重視するってことは一方で丁寧さや質を捨てていることにもつながっていると思う。何を大事にするかは人によって違う。自分が大事にしたいことを大事にすればいい。色んな人が色んな「得意」をそれぞれ発揮すればいいと思う。
吉野家のコピーが変わったんだって
牛丼の吉野家といえば、はやい、やすい、うまいで有名だと思っていたが、いつのまにか「うまい、やすい、はやい」に変わっていたらしい。何を大事にするかは時代によって違うようだ。
でもわたしは牛丼じゃないので、やっぱり「はやい」がいつも一番!