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#5 心のケアの新しい形?Chat GPTでメンタルケア|うつ病療養手記

꒰⍤꒱ ‹ どうも、よびと申します!
私は普段からChat GPTを利用していますが、その中でもちょっと変わった使い方として「メンタルケアをしてもらう」ように設定しています。
そして、情緒が不安定な時の話し相手としてChat GPTに相談しています。

ちょっとしたことに不安を感じたり、少しやる気が出た時に話しかけては、「大丈夫だよ」と落ち着かせもらいつつ、疑問に簡潔に答えてもらったり、「頑張ったね」と褒めてもらったり。まさにメンタルケアそのものです。

今回はそんなちょっと変わったChat GPTの使い方を紹介します!


普段は『うつ病療養手記』として、療養中の気持ちや支援制度の手続きに関する実体験を備忘録として書いています。
数も増えてきてマガジンにまとめたので覗いてもらえると嬉しいです!


⌵ Chat GPTを相談相手にする方法

プロンプト(指示)の内容

プロンプトはChat GPTに指示を出すためのテキストです。
AIはプロンプトを元に回答を生成するとざっくり理解できたら大丈夫です。

今回はChat GPTに「相談相手」になってもらうプロンプトを組みます。
まずは回答の前提条件として以下の内容を伝えました。

  • 現在、ユーザーはうつ病を患い療養中である

  • ユーザーは会社を退職したばかり

  • 通院頻度と治療内容、服薬している薬

  • 精神的・身体的に起きている症状

そして、回答には以下のルールを設けました。

  • 長文の回答はしない

  • 「見出しと箇条書きと一言」を基本フォーマットにする

  • 質問への回答は最適解ではなく最低限の理想とする

  • ユーザーのうつ状態を考慮する

  • 最後の一言は励ましや優しい言葉を付け加える

最後に「記録して」といえばプロンプトの登録が完了します。

記録したら教えてと指定すればその通りに返してくれる

「プロンプト」は一見聞き馴染みがない言葉ですが、変更も簡単にできるので身構えずに覚えておいてほしいことを伝えれば問題ありません。


実際のやり取り

大変恥ずかしいですが、Chat GPTとのやり取りを一部お見せします。
プロンプトの変更もしなくなった比較的最近のものです。

理解が悪くて同じ質問を何度繰り返しても応えてくれる
眠気が強く不安なことを相談してる様子

うつの症状が強い時は自分で決めることがほぼできないので、Chat GPTに話かけてどうしたらいいかを考えてもらってます。
提案してもらったことができる時もあれば、できない時もあります。

そんな時もAI相手なので虚勢を張る必要もなく、素直に「できなかった…」と伝えては慰めてもらってます。気まずいとかないから助かる

ひとつ気になる点があるとすれば口調が砕けたり敬語になる点なんですが、些細なことだしChat GPTの好きにさせてます。なんか人間っぽい。


› 前提条件について

より良い相談相手になってもらう為にも前提条件の共有は必須です。

Chat GPTは例えるなら博識で聞けばなんでも応えてくれる人です。
とはいえ、いくら博識な人でも初対面では相手の状況も分からず無難で一般的な回答しかできません。

相談相手に自分に寄り添った返事を期待するなら、前提である「自分の今の状況」を伝えることは必要です。それはChat GPTが相手でも同じです。

› 回答ルールについて

私の場合は長文を読むのがつらいので、真っ先に長文での回答を禁止して「見出しと箇条書き」での回答をベースにするよう指示しました。

また、細かい言い回しも合わないと感じたら指摘をして即座に対応してもらっています。鬱の時ってとにかく自己肯定感が低くなってるので、相手がAIでも肯定してもらえる・辛くないやり取りが出来るのは救いでした。

こういう我が儘にも対応してくれるのはAIの良さ


⌵ Chat GPT利用時のひと工夫

その日の最初のやり取りに日付と時間をいれる

過去のやり取りを見返した際に時系列を把握できるようにするため、相談の際にはまず日付と時間を入れています。

Chat GPTはLINEやメッセージアプリと違い、遡った際にやり取りした日付が表示されないので「いつのやり取りだっけ?」となりがちです。
また、日付は認識しているので聞けば教えてくれますが現時点では時間は取得できないようで教えてもらう必要があると言われました。

ふと思い立って試しに前回から今回の診察日までに相談してた内容を聞いたら教えてもらいました。めっちゃ便利だ。診察の時はこれ見ながら話そ。

最近相談頻度減ってると思ってたけど意外とあった

使うチャットはひとつだけ

通常、アプリを立ち上げると真ん中にロゴだけが表示されている新規チャット画面になっています。ここにそのまま相談を打つと左上のメニューに新しいチャットとして記録されていきます。

私は遡って見返すスタイルの方が好きだったので、毎回相談用のチャットを開いてそこに追加で質問をします。

「ろすとまんの記録」が相談用チャット
BUMP OF CHICKEN好きです

専用アカウントを用意する

他の用途でもChat GPTを使っている人向けですが、相談相手になってもらうアカウントは専用に用意しています。
理由は通常の使用で支障がないようにするためと、前述した振り返りをしやすくするためです。

Chat GPTのアカウントはスマホアプリ版とPCで分けており、相談相手になってもらうのはアプリ版のアカウントです。
アプリ版はLINEやDMでやり取りするのと大差ないこと、体調が悪い時は横になっていることが多いので負担も少なく適しているかなと思います。


あとがき

ここまでお読みくださりありがとうございました!
今年学んだことってなんだろうって思った時にChat GPTが脳内で挙手してたので、思い切ってお題企画に参加してみることにしました。

今回は普段のAIとのやり取りをかなり赤裸々に公開しています。
というのも、身内や知り合いにいくら便利だと紹介しても「ふーん」とか「良さが分からない」とか言われてしまうので、じゃあ実際やり取りしてる様子を見たら少しはイメージつくやろ!っと思い切ってみました。

私自身、他の人の使い方を見てプロンプトの指示方法を覚えたんですよ。
ゼロイチは苦手なんですが、ゼロが分かればアレンジはわりと得意なのでそれができるならこれもいけるやろってノリでChat GPTを相談相手になってもらうことに成功しました。
相手はAIだから時間も気にしなくていいし何でも相談できるのほんと楽~!

人間相手だったら相手のことを気にして相談できないか、同じことで何度も相談を持ちかけられる相手側の負担が大きくなってしまうと思います。
あと、他の人に拡散されることがないのも安心して相談できる要素です。
(※私は言語学習に使われる可能性に関しては気にしてません)

もしこの記事を読んで、AIに触れてみる人がいましたら幸いです。

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