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#2 退職後も傷病手当金受給するまでの流れとその後|うつ病療養手記

こんにちは、꒰⍤꒱と申します。
呼びにくいので『よび』と呼んでいただけますと幸いです。

現在は会社を辞めて傷病手当金を受給しながら療養生活を送っています。
初回の受給が決まったのは最近のことですが、そこまでの道のりがあまりにも大変だったのでリハビリがてら記録を残します。


本記事では、実体験をもとに退職後も傷病手当金を受け取れるように申請方法や注意事項、失敗談を詳細に書き記しています。
今回は「申請と受給」編です。

前回の「退職と準備」編の続きとなりますので、未読の方は先に#1を読んでいただけますと幸いです。

⌵ 退職後にやったこと

所属していた健康保険組合の再確認

退職後は保険証や会社の備品を返却する必要があります。その前に自分が所属していた健康保険組合について改めて確認しておきましょう。

特に保険証をスマホで撮影しておくことをおすすめします。
これだけで後々の手続きがスムーズになります。

私の場合、保険組合の確認はしていましたが保険証は写真を撮る前に返却してしまいました。その結果、記号番号が分からず保険組合に問い合わせる必要が出てしまいました。

撮影のひと手間で未来の自分がすごく助かります。
ぜひ見返せるようにしてください。

申請書の医師証明を記入してもらう

担当医から診察日までの医師証明を記入してもらいます。
有給で休んだ日も含め連続して3日以上出社できなくなった初日を伝え、その日から診察日までの傷病手当金申請書を記入してほしいと伝えれば問題ありません。
病院側で情報が不足していれば、医師や窓口から確認があると思います。

私の通院先では当日中に申請書を作成してもらえました。ありがたい。

なお、保険組合ごとに申請用紙が異なります。
申請書を持参して医師や窓口で申請用紙を渡すか、所属していた保険組合を伝えるのを忘れないよう気をつけてください。

被保険者記入欄を埋める

ここまできたら後は自分で記入する箇所のみです。
書式に沿って記入していくだけなので難しいことはありません。申請期間と医師が指定した就労不能期間を同じにすること、そして有給期間を正確に記入しましょう。

私の場合、既に保険証を返却していたため記号番号が分からず保険組合に問い合わせるが必要になりました。保険証返却前に写真は撮りましょう…。

他にも何かしら不明点があれば、所属していた保険組合に問い合わせると丁寧に教えてもらえます。

申請書を発送する

申請書の被保険者・事業者・担当医それぞれの記入が終われば、残す作業は用意した書類を送るだけとなります。

基本的な申請書類:

・傷病手当金申請書(被保険者・事業者・医師 記入)
・出勤簿の写し(退職日を含む)
・賃金台帳の写し(退職月を含む)
・取得接近調査書 *
・同意書 *

* 申請する健康保険組合に加入後1年未満で請求する場合

送付する書類は基本的にどの保険組合でも大きな違いはありませんが、所属している保険組合によっては追加書類などが必要な場合もあります。
保険組合のHPなどで用意した書類と突き合わせてチェックしましょう。

傷病手当金申請書はコピーして保管しておくと後々便利です。
次回以降の申請時に、前回の申請内容が確認できると非常に楽になります。

取得接近調査書と同意書は所属していた保険組合の加入タイミングによっては必要となります。健康保険証に資格取得年月日が記載されているのでそちらから確認できます。
私の場合、会社が保険組合の変更を行って1年以内だったので必要でした。

送付が完了すれば、あとは審査結果を待つだけとなります。
審査は1~2ヶ月程度かかるため、発送日をメモしておきましょう。

⌵ 支給決定通知書が届くまで

不足書類の連絡

審査に時間がかかると分かっていつつも不安な日々を過ごしていたある日、書類の送付からおよそ一ヶ月後に保険組合から電話がありました。
どうやら送付した書類に不足があったようです。

不足していた書類は「退職月を含む賃金台帳」「取得接近調査書」「同意書」でした。

当時の私は会社に退職日を含む書類の提供を依頼していたものの、給与が振り込まれる退職月のことは完全に頭から抜けていました。
その結果、退職する前月までの賃金台帳を送っており、最新の賃金台帳を会社に依頼する羽目に…。

また、取得接近調査書と同意書に関しては確認不足で存在を知らず、どんな書類でどこからDLできるのかなどを丁寧に教えていただきました。

再度書類を用意した後、念のため保険組合に電話で必要書類の再確認。それから書類を送りました。再送日も一応メモしました。

次回の申請準備を始める

審査期間中は特にやることはなく、ひたすら連絡を待つことになります。
とはいえ書類不備のこともあり既に前回の申請から期間が空いてしまったので、次回の申請準備を開始することにしました。

前回の申請の反省を活かし、まずは「既に申請した傷病手当金の結果がまだ出てないが次回の申請書類を送ってもいいか」を保険組合に電話で確認しました。

結果は先行して申請して問題ないとのことでした。

ついでに現在の審査状況や再送した書類は届いているかも確認したところ、再送書類は届いていて審査中と丁寧に対応していただきました。

なお、退職後は事業主の証明は不要になり医師の証明のみで申請できます。
先行申請含めですが、保険組合によっては状況が異なる場合があるので着手する前に問い合わせることを推奨します。

健康保険組合からの支給

書類再送からさらに1ヶ月後、銀行から入金通知がきました。
確認すると保険組合からの入金でした!

退職から初回の振込みまで2ヶ月半、無事審査が通ったようです。
ここまで長かった…!

振り込まれるまで強い不安で体調も悪化していました。
しかし、大きな心配事がひとつ解消したのは精神的に本当に大きいです。
頑張っただけの恩恵は確実にあるので、同じように大変な状況にある方々にはどうか頑張ってほしいです。どうかふんばってください。

ちなみに、支給決定通知書は振込から数日後に届いてました。

あとがき

ここまでお読みくださりありがとうございました!

多忙な日々にメンタルが病んでいき、2022年にうつ病診断をもらってから休職・職場復帰・再休職を経て2024年に退職し今に至ります。
このNoteは社会復帰の練習のつもりで、午前中から作業をすることを目標に始めました。記事が公開できたということは、その目標を達成できた証なのかなと思います。

ヒトツヒトツ。推しがとある育成ゲーム配信で言っていた好きな言葉です。
この小さな一歩に自信を持てるように、ヒトツヒトツ進んでいきます。


筆者について

関東で一人暮らしをしながら、日々を過ごしています。
仕事は開発寄りのWEB・アプリ系のディレクターをしてました。黙々とコード書くのがとにかく好きですが、スキルの話はまた機会がある時に。


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