見出し画像

新発売「Megadap EFTZ21」-Canon EFレンズ→Nikon Z変換アダプターレビュー

こんにちは

フォトグラファーで、ファッションブランド「4 Silent Birds」代表の
haru wagnusです。

今までnoteなどの記事を書いてこなかったのですが、そろそろ自分の写真に対しての想いや感覚、機材のレビューなども含めて書いていこうかなという気持ちが芽生えまして(うちのスタッフの頑張りに当てられたのもある)、今回から不定期にはなりますが、4 Silent Birdsのnote内で、haru wagnusのマガジン記事を書いていく企画をしていきます!

そして、記事第一弾として、焦点工房さんがXのポストで募集されていた5月20日発売の「Megadap EFTZ21」のモニターに当選をさせていただきまして、良い機会ですので、その使用感をレビューしてみたいと思います。


焦点工房さんのXでの募集ツイートがこちら。

ちなみにMegadapというのは・・・

Megadap(メガダプ)は、電子マウントアダプターの開発・製造を専門とするテクノロジー企業 GABALE Electronic Technology Co.、Ltd のブランドです。Megadap製品は、メカニズム、ソフトウェア、データ解析、それぞれの分野に精通したエンジニアの協力により生まれた製品です。

https://www.stkb.jp/shopbrand/megadap/


そしてMegadap EFTZ21は、Canon EFマウントのレンズをNikon Z本体に取り付けられるマウントアダプターです。このアダプターがあれば、長年寝かせていたCanonレンズを今使えるようになるかも!と思って、モニターに応募させていただいた、というのが今回の流れです。 

僕のNikon ZFに取り付けると、こんな感じになります。

マウントのジョイント部の接合はかなりしっかりしていて、バシッカチッとハマって安心感があります。これ案外大事で、マウントアダプターで緩いものがあるのですが、Megadap EFTZ21は全く問題ありません。


Megadap EFTZ21の機能

Zマウントレンズに搭載のL-fnボタンがマウント部に搭載されていて、カメラ内で機能割り当てが可能となっています。(割り当て方法はメニュー→鉛筆マーク→F2の中のL-f2の機能割り当てで行います)

また、内側にはコントロールリングが搭載されていて、これも上記の割り当て方法で例えば絞りなどにすると、手動で絞りができるようにすることができます。クリック型になっているので、かなり感触はいいです。

L-fnボタン、コントロールリングを搭載している


12年間寝かし続けていたレンズで試してみた

今回、このアダプターと組み合わせたレンズは、僕が12年ほど前に仕事用に使っていたCANON 5DMK3に使っていたレンズで、Carlzeissと連携し、日本の光学機器メーカーであるコシナが製造していたツァイスレンズ「Makro-Planar 100mm F2 ZE T*」です。
当時、光学設計をCarlzeiss社が行い、製造は日本が誇るコシナが担当するという、すごいタッグで話題になっていた最高品質のツァイスレンズシリーズの1本。
とにかく、このレンズの「悪い」ところは、一本でも買うと、あまりに描写が良すぎて中毒性があって、また別の同じシリーズのレンズが欲しくなってしまうところだったんですね・・(実際、僕も4本くらい買ってしまった・・笑)

その頃、僕はこの中望遠レンズの立体的な写りがとにかく好きで、京都や自然の中などでスナップを多く撮っていたのですが、結構すぐに中判フィルムカメラと一緒に持っていくと「重すぎる!しんどい!」という理由で、キャノン機を使わなくなってしまったので、長年防湿庫で眠らせていたんです(本当に勿体無い)。

早速試し撮りに出かけました

ということで、このアダプターが当選した時に真っ先に思い浮かんだのが、このレンズでの撮影です。そして、撮りたいものは・・と考えた時、折角なのでやはり当時と同様にスナップを撮りにいこう!という気持ちになって、近所の幼少期から思い出の多い、別所沼公園に晴れた日を狙ってバシっと行ってきました。

そして、撮ってきたスナップ写真です。

ええやん
めっちゃええやん
え、立体的
奥行きすごっ

や〜・・・本当に久しぶりに使うけど、このレンズの写りは・・あの当時を思い出します。素晴らしい立体感、濃厚で深みのあるボケ感とコントラスト。ピント位置かと背景のボケとの境目の溶け具合が絶妙で、浮き上がるような描写がたまりません。あ、因みに今回はあえて、このレンズの特徴を出すために殆どF2で撮影しています。あとRAW現像でも、露光とコントラストくらいしかいじっていません。


そしてマクロなので44cmまで寄れる使い勝手の良さが素敵です。なんかこういうの久しぶりに撮ったな〜・・

ボケが美しい
ふわふわ

このMegadap EFTZ21アダプターのいいところは、電子接点があるので、当然AF機ではAFが機能して、ストレスのないAF撮影が可能です(他のAFレンズで試しました)。このMFレンズでも、ピント位置で電子ビューファインダー内で真ん中のフォーカスポイントが緑色になるので、ピントがとても分かりやすいのです。

こういう花の先端もピントが合わせやすい


終わりに

この日は新緑が芽吹いていて、艶々の葉っぱが綺麗に輝いていました。こういう撮影も、本当、いいな〜と思わされましたし、このアダプターのおかげで写真を始めた頃のスナップの楽しさを思い出させてくれました。公園のカフェでのんびりして、初夏を感じて、心もリフレッシュして良い休日撮影になりました。焦点工房さん、モニターにお選びいただき本当にありがとうございます。

ちょっとまだ、眠っている他のCanonレンズでも、今度撮影してみようかな!
そんな感じで、簡単ではありますがMegadap EFTZ21のレビューでした!
最後までご覧いただきありがとうございました。

また、次の記事でお会いしましょう。


haru wagnu
Instagram (https://instagram.com/wagnus/)
X (https://twitter.com/HaRu_Nus)

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?