-THE INTERVIEW- #06 お湯ちゃん(後編)〜フィルム写真に込めたメッセージ。地域愛を伝える撮影〜
皆さんこんにちは!
4 Silent Birds STAFFの晴知花です😌📸
フォトグラファーのお湯ちゃんにお聞きする「THE INTERVIEW」の後編です!
お湯ちゃんの旅先で紡ぐフィルム写真をいつも楽しく拝見していました。
私自身がいつもデジタルカメラで主に人物を撮影をするので、フィルムカメラでの旅撮影というのは私とは反対のため、お話がどれもとても新鮮でした。
フィルムや旅写真の魅力を改めて知ることができて、お湯ちゃんの写真への考え方を知ったことでさらにお湯ちゃんのフィルム写真が大好きになりました。
特に後編ではその考え方に触れているので、この気持ちを共有できていれば幸いです。
後編もぜひお楽しみください😌
主張しすぎない1ポイントやアクセントになるものたちを。
晴知花(以下、晴) ── カメラバッグに入れている欠かせないアイテムはありますか?
お湯ちゃん(以下、お湯)撮影する場面によりますが、例えば喫茶店や光が綺麗な場所に行く場合は、いつも白い本を持って行くんですよ。
表紙にお花の水彩画みたいな写真が載っているちょっと薄めの詩集みたいな本です。撮影する場所に置いたりモデルさんに持ってもらったときに変に主張しないから撮影の小物として使いやすくて結構気に入ってます。
そのちょっとした木漏れ日が入る場所に1ポイントとして置いたりすることが多いですかね。
あとフィルターですね、Twinkle Star フィルターっていう光が星みたいにキラキラするフィルターがあるんですけど、クロスフィルターよりもキラキラ輝くんです。普段フィルター使わないのもありますが、結構扱い難しいもので。ただ撮るその場面によってはとってもいい感じに光ってくれます。
まだいい作例があるわけではないのですが使っていこうと思って持ち歩いています。
1枚絵だけで完結しない、その地域と人とで、1つのストーリーや情景が見えるような写真を残したい
晴 ── 元々は被写体としても活動されていたそうですが、撮影において被写体の経験が活かせたエピソードなどあれば教えてください。
お湯 被写体って、動いていることで活かされるタイプの被写体と、止まっていることで美しさを表現できる被写体の2種類の方がいらっしゃるなっていうのがイメージとしてあったんですね。その2種類だと私自身は止まることで表現できるタイプだったんです。
私が撮ってもらうときは、完成された1枚絵の写真のようなものを撮影してもらうことの方が多かったから、どちらかというと自分が撮る側になったときもそういうものを撮っていました。それはそれで、自分の中では割と納得のいく写真が撮れていて、最初のうちは楽しかったんですけど、だんだん面白みがないなって思い始めたんです。
いつも撮影に行くKoichiくんとか他の人たちと写真を撮りに行くようになってから、その風景の中にポツンと人が溶け込んでいるような写真を撮ってもらい始めて、”全体を写す”ってすごく大事なんだなって思い始めたんです。最近はなるべく1枚絵だけで完結しないような写真を撮るように気をつけるようになりました。その風景と人とで、1つのストーリーや情景が見えるようなものを表現できるように考えています。
Koichiくんと写真を撮るようになってから色々な場所に連れて行ってもらうのですが、Koichiくんってすごくコミュニケーション能力が高いんですよね。
本当にもう田舎の少年みたいに知らない人でも全然普通に話しかけに行くし。笑
それこそ花火大会とかでよく一緒に撮影に行ったときに会場だと人も多いしもっと違うところで撮れないかなっていうので田舎道とかに行くのですが、ちゃんと「ここで撮っても大丈夫そうか」とか、「いつもこういうところで見てるんですか?」とかを地元の人に確認を取るために話しかけて、めっちゃ仲良くなって帰ってくるんですよ。笑 すごいなって!
そういう場面見ていたら、綺麗な風景を撮るだけじゃなくて、何か地元の魅力丸ごと発信するっていうことも大事なんだなっていうのを感じて、それからはせっかくなら、ここの地域行ったんだったら地域の魅力も伝わるように、ちょっと遠目から撮ってみようとか、逆にスナップだけを撮ってみようとか結構意識して撮るようになったんです。そういう意味ではすごく刺激をもらってるなと思います。
おかげで昔は写すこと自体がが楽しかったところから、さらにどう写そうかって考えて視野が広げられたような気がします。
晴 ── お湯ちゃんが先ほど言っていた1枚絵で完結しないものというのは、この場所に行ったっていうのを大切にしてるなっていうのをすごい感じていて、ここにはこういうものがあってとかこういう人たちがいて、その中に自分たちが行って感じた物事を”物語”みたいな感じで繋がって見える感じがなのかなって今までの写真とか見させてもらっていて感じたのですがそういう認識で合っていますか?
お湯 そうですね。Koichiくんとの撮影のときに彼自身が行った場所に対しての思い入れが強いタイプでせっかく訪れたのであれば写真を撮って帰るだけじゃなく、その地域のお土産や特産品を買い地域に少しでも貢献できるように意識していて。そういうことを考えて行動できる人ってなかなか居ないからすごいなって改めて思うし、地域の方とそういった関わり方をすることで写真にも思い出としても残すことができるのかなと思います。
また、私自身も地方創生とかそういうものに元々興味があったので彼に凄く影響されましたね!
晴 ── お湯ちゃんの撮影において意識していることがあればお聞かせください。(場所選びや撮り方など)
お湯 場所を選びは、基本的にはやっぱり季節感のあるもの選びがちなんで、名所のスポットを見つけてそこから穴場っぽいところを探したりしますね。
名所っぽいところはやっぱり結構行ってる人が多いから、周りの人とかも写りやすかったり、なんか既にそこで撮っている人がいたりするから、あえてちょっと穴場の場所を探したり、街中をふらふら歩いたりします。
例えば、友達と遊びに行ったときここの場所いいなとか思ったらGoogleマップとかに何か目印つけておいたりとかして、今度ここで撮影しようとか決めておくことが結構多いかな。
あとは、個人的には喫茶店や古民家とか、ちょっとレトロな建物とかで撮影するのが結構好きなんで、そういった場所ここいいなと思う場所の入口とか窓とかの配置で、その光がどのくらい入ってくるか、太陽の向きとかをGoogleマップを見ながら、あの方角とか気にして探すことが割と多いですね。
撮り方とかで心掛けてるというか気をつけてるところは、目で見てる景色よりも”一歩ちょっと引く”みたいなのを気をつけてますね。
実際にカメラのレンズ通すと思ったより近いなって結構あるんです。それをなんかそのまま撮ると、絶対私あとから「やっぱりもうちょっと引いとけばよかったな」って思ってしまうので。
ぱっと見て近そうだなって思ったら一歩絶対引くようにして、割と遠目から取るように意識してます。そうするこ
晴 ── きっとデジタルだとモニターで見て思ったより近かったなと思ったら引けばいいだけなのでフィルムで撮ってる故のポイントでもあるなと感じました。
しっかり素材でレトロなお気に入りストラップ
晴 ── 4SB のカメラストラップをお使いいただいたきっかけは何でしたか?
お湯 最初別のメーカーの先が紐になってる携帯ストラップみたいなものを買っていて、友人からそのストラップだとカメラの重さで千切れてしまってカメラ自体を落としてしまったことがあるって話を聞いたら怖くなってしまったんです。
それだったら、4SBの革製のしっかりしたものを買おうかなって。
真鍮のゴールドのリングが付いた赤のストラップにしました。
晴 ── 限定のRAJAH ROUGEですね!レトロでかわいいですよね!
※現在は完売しております。
お湯 可愛かったですね!あのとき同じタイミングで多分確か緑色もあって、迷った末に赤にしました。
なんか友達がたまたまその大阪での展示会のときに、4SBのストラップを買っていたんです。それを見てやっぱり可愛いなって実物見て思ったんですよね。そのときにはまだ惹かれる色がなくって、ちょうど悩んでたときに、赤と緑色が出て、それで購入に至った感じですね。
晴 ── 実際使用してみて良かった点や他社製品との違いなど、感じたことを教えてください。
お湯 買ってからは重宝してますね。めっちゃ持ちやすいし最初はやっぱり革硬いかなって思ってたんですよ。でも、実際つけてみるとそんなに硬くなくて、なんかなじみやすいというか、使っていくにつれてどんどん柔らかくなってきたし、何より見ているだけですごくテンション上がるなっていうストラップだなっていうのを感じたし、使用感も満足しています。
あと持っていくと撮影のたびに結構褒められますね。ストラップ可愛いね!って。私、元々が古着屋さんで働いてたんですよ。そうなんですね。その関係で結構レトロな柔らかい雰囲気のお洋服が結構好きなのもあって「お湯ちゃんに合っているね」って言ってもらえます。
晴 ── 今後こんなデザインのストラップが欲しいなどのご要望をお聞かせいただけますか?
お湯 そうだな。夏に出してた透明のストラップの黒バージョンとかあったらかっこいいんじゃないかなって思いました。透け感のあるあるブラックみたいな透け感あるブラックでロゴとか刻印がゴールドとかだったらめっちゃかっこいいですよね。
真鍮リングならゴールド、逆に何かシルバーリングならシルバーとか、リングの色とリンクしてたらかわいいかもしれないですね!
あと色だと今も色々な青系のものありますが、紺色みたいな感じの色があると、またかっこいいのかなって思いました。
やっぱり4SBのストラップは機能面もとてもいいかど、デザインの可愛さがやっぱり一番最初に惹かれるポイントな気がするからなんか目を引きそうだなって今すごい思いました。
まだ知らない魅力を秘めた地域に貢献できる写真を
晴 ── お湯ちゃんの今後の目標をお聞かせください。
お湯 フィルムカメラで写真を撮り始めてからずっと目標にしてることが一つあって、「GENIC」に取り上げていただけるフォトグラファーになることです。あと、結構旅するようになってからすごい思い始めたのが、自分の写真で地元の京都とか、まだ知らない魅力を秘めた地域に貢献できるような地方創生系のお仕事に関われたらなってすごい考えています。以前新潟県の村上市の地方PRみたいなお仕事をいただいたんですよ。実際に村上市の魅力がある場所に行って写真撮って、何か例えば実際にその旅行をしたらこういう体験ができるよっていう体験をさせてもらったりとかして、それを写真撮るっていうことをしました。
それが自分の中でめっちゃしっくりきて、こんなに魅力的な場所があるのにあまり知られていないことがすごくもったいないなって改めてすごい感じたんで、それを写真でもっと広められるような人になりたいなって思います。
晴 ── 最後に告知等ございましたらよろしくお願いいたします!
お湯 実は5月に写真展を行います!
『diary 旅日記』
5/9(木)〜5/13(月) 、吉祥寺にある、ユメノギャラリーにて写真展を行います。
写真サークルITTOKOの主催者の一人はるきくんとフィルムのみでの展示になります!
今回のテーマは『旅』。それぞれが描く旅の記録をお見せしたいと思っているので、是非お気軽に見に来てください✨
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お湯ちゃん、貴重なお話を有難うございました!✨
これからのお湯ちゃんの紡ぐフィルム写真が楽しみです!
皆さんにも今後の写真活動において何か参考になる記事でしたら嬉しいです☺️
写真やカメラアクセサリーへのこだわりなど
皆さんがお話を聞いてみたいと思うフォトグラファーさんなどのお名前を
よかったらぜひコメント欄にて教えてください😌📝
それではまた次回、お会いしましょう!
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