360度カメラ、買った
コロナ禍でリモートワークとかテレワークとかが(多分)活発に取り上げられてる中、動画に走り出した人が多いみたいで結構カメラの相談を受ける(一通り最低限の機材だけは持ってる)。
じゃぁ僕も動画編集とかするのかと言われると全くそんなことはなく、むしろ興味ないし動画は観てる方が楽しい勢なので、まだしばらくは参入することはないだろう。
そんな中で、ちょっとした仕事の案件で興味が湧いたのが360度カメラだ。
これは工務店さんの案件で、こんなご時世なので住宅見学会などができず、さぁどうしようかという時に出てきた案で、これを使ってWebから間取りなどを見てもらえるというのはなかなかな便利なものだなと。
もしかしてこれって、観光スポットの紹介に使えるんじゃないか? ってことで、ちょうど京都北部なびという地域情報サイトも運営しているわけだし、実際に仕事を通して使い方も把握していたので、使ってみようと思い立ったところが今現在のお話。
何より画像編集の世界なんで、動画触るほど手間かからないし。
と、いうわけで購入したのがRICOHのTHETA V
もうちょい安いモデルでTHETA SCというのもあるのだけど、Vを選んだのは訳がある。理由は後述。
大きさとしては非常に小さく、
こんなんで撮れるのか? というかこの大きさだとセンサーサイズお察しだよな…? などとカメラ好きあるある的な感想を述べたくもなるのだけど、この持ち運びやすさ、悪くないだろうとも思う。
実際に使用の前に…?
じゃぁ早速使ってみようか! という非常に前向きな気持ちにもなるのだが、冷静に考えてみると360度カメラ。普通に使ったら自分が写る。
当然といえば当然の話で、ボディには前後にレンズがついており、それぞれ魚眼となっているので、それぞれのレンズで200度くらいの角度をカバーする。
つまり、逃げようがなく、容赦無く自分が写る。自撮りおじさんの完成である。SNSで特に意味もない写真なのに「顔を見せればビジネスは成功する」と信じてやまない自撮りおじさん達が徒党を組んでいいねを押し合う互助会の完成である。いやだ!
となると、自分が写らないためには
・遠隔操作をしなければならない
・遠隔操作をする際、自分の身を隠す場所を把握しなければならない
・スタンド的なものを用意しなければならない
の3点を解決せねばならぬ。
まず遠隔操作についてだが、THETAにはWi-FiやBluetoothを使ってスマートフォンで操作するアプリがあるので、それで解決。
遠隔操作の際の身の隠し場については、THETA V以降の機種から利用可能になるプラグイン「Time Shift Shooting」を使えば解決する。
このプラグインは本体の正面と背面についているカメラを「時間差で」起動させることで、簡単に自分を写さずに済ませることができる非常に便利なものだ。このプラグインがどうしても必要だったのでTHETA Vを購入したのだ。残念ながらTHETA SCではプラグインを使うことができない。
3つめのスタンドについては、これが非常に難航した。
なんせ、360度ほぼ全てを撮影することになる訳だから、正面、背面、天井はともかく、直下となる部分はどうしてもスタンドが写る。実際に使ってみた結論としては、そこまで気になるほどのものではないが、可能なら解決したいくらいの違和感程度ではあるが、普通のカメラ三脚では脚の部分が広がりすぎて見栄えが悪いのと、雲台がカメラ本体より大きいので写り込んでしまうという問題が発生する。
そんなわけで、選択肢としては三脚より自立式の一脚、かつ雲台が小さいものとなるのだが、これがまー結構いいお値段する。
RICOHからも公式で出ているが、本体と似たような金額となっており、このためだけで数万円支払うのもどうか…。という感じで色々頭をこねくり回していたのだが、現段階の最適解が見つかったのでご報告させていただきたい。
現時点で最良と感じたのは、「照明用スタンド」と「小型雲台」の併せ技だ。
スタンドはこれ。1980円で安いのと、写真で見ると三脚じゃん! って思いがちなのだけれども、脚の部分はもっと狭くできるので問題ない。それと、かなり高い場所まで伸ばせるのは大きい。
安い自撮り棒でももっと高額だし、高さも1.5メートルにもならないことを考えるとこの選択肢はかなりいいと思う。これに加え
こちらを乗せれば完成。小さいし320円だしお手軽感がすごい。
ただ、正直横側のネジ巻きが邪魔で、これいらないんじゃないか疑惑がある(スタンドに直接本体ぶっさせばOK?)。
360度カメラ撮影で真下を見たところ、こんな感じ。本体の横にある浮いた黒物体の正体はなんだろう…? まぁそこまで気にならないと思う。
と、いうわけでこれで3つの難題をクリアしたので、早速撮影! ということで、京都北部なび内にて早速アップしてみた。
撮影した画像はWordPressのプラグインを使って画像内リンクを貼ったり色々加工したのだけど、その話書くとあと1万文字必要なので今回は割愛。
とりあえず、そういうプラグインがあって、こういうことができる というのがお解りいただければと思う。
とりあえずまだまだ動画作成からは全力で逃げていく所存で、しばらくはこのカメラでガンガン遊んでいこうと思う。
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