親なきあとの子どもの幸せを願う
はじめまして。こんにちは。
ライター、元編集者で二人の男の子を育てる母親です。
長男にはダウン症があり、親なきあと対策として何かできることはないかと数年前に行政書士の資格を取得しました。
成年後見制度や家族信託などを検討していますが、子供が親なきあと「幸せに」暮らしていくための備えのシステムを構築したいと考えています。
先日、台風シーズン到来につき、長男と避難リュックの点検をしていた時のこと。リュックに物を詰めながら私は長男に
「もしもママとパパが一緒に逃げられない時は、一人でも逃げるんだよ。誰でもいいから『助けてください!』って大きな声で言って、小学校に避難するんだよ」
と伝えました。
それを横で聞いていた主人は
「一人で生き残ることが幸せではないかもしれない。そういうことはあまり教えないほうがいいよ」
と。
私は心の底から「そんなことない!」「そんなわけない!」と反論したかった。けれどできませんでした。
情けないことに、障害を持つ子が一人生き残っても幸せに生きていける、絶対大丈夫と言える根拠が思いつかなかったのです。
「絶対」なんてどんなケースでも言えないのはさておき、これが健常児の場合、親としては、たとえ根拠がなくても「(親がたとえ先に死んでも)なんとしても生き延びて欲しい」と願うのではないでしょうか。
障害を持つ子供を育てている多くの親が「この子より一日長く生きたい」とか「この子を残して死ねない」と思うのはどうしてなのか。
子供の長生きを願えないのは辛いことです。
「私が死んだあともこの子は幸せに暮らしていける。」と信じて死にたい。
そのためにはどうしたらいいのか。情報収集しながら、書き残しておきたいことを綴っていければと思います。
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