2022年秋アニメ最終感想
★★★★★・・・個人的名作
★★★★・・・・個人的良作
★★★・・・・・可も不可もなく
★★・・・・・・ちょっと残念(個人的期待外れ)
★・・・・・・・個人的に合わない
「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」★★★
「農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。」★
「勇者パーティー・・・」についてはチート能力以前に追放した勇者パーティーや領主の息子など揃いも揃ってクズキャラなのであくまで主人公であるレインを目立たせる事にしか機能していないため何の魅力も感じないのは残念。
味方になっていく最強種も基本的にはレインの優しさにより仲間になっていくのは納得なんだけど何処かで見たようなハーレムものとさほど変わらないので新鮮味は無かった・・・、それはどの異世界モノ、チート能力モノに関して言える事だけれども。
「農民関連の・・・」についても結局最終話くらいに主人公のアルが急に強くなった理由が明かされそうではあったがそもそもアニメ自体の作画自体が終始不安定であり「勇者パーティー・・・」同様敵キャラに感情移入できないし、ギャグシーンが時あり挟まれ作画的にわざとキャラデザを崩しているがそもそも作画自体が不安定のため笑えないなど観ていて辛いものがあった。
アニメを観ている中で異世界転生モノ、チート能力モノなど沢山放送されるようになりその理由はきっと原作の宣伝により認知や売上向上に寄与するためなんだろうけどこの不安定な作風ではその気にもなれないと思う。
アニメ制作現場の悲惨な状況もわかるんだけど・・・
「ポプテピピック 第二シリーズ」★★★
第1シリーズと変わらずこの作品らしく、ブラックユーモア、ナンセンス、シュールな展開をアニメーションとしていろんな表現をしつつ、1話ごと、再放送ごとにかわる声優さんの演技と共に見せてくれている、それでいて観ている人を置いてけぼりにするような突き抜けている感じ。
僕としても面白い部分と、何を伝えたいのか分からないと困惑する部分が両極端で演じている声優さんもアドリブが多めの時もあってこちらを無視している様な印象も受けてしまったけれど、観ている側の楽しみたいような作りをしていてはこの作品「らしく」はない。
結局、第3シリーズを楽しみにしている僕もいるのだ。
「ヒューマンバグ大学」★★★
制作会社がDLEさんという事で「テルマエ・ロマエ」のアニメ版を観た時のガッカリ感が強かったので観てみたらフラッシュアニメ感満載なので申し訳ないがガッカリだった。
フラッシュアニメが悪いと言いたいわけではないけれど、どうしても使い回し、手抜き感があってテレビで30分アニメであるならば手描きもしくは3Dで拘ってほしいというのが僕自身のアニメの観方というだけなんだけど。
そもそもはYouTubeチャンネルからの流れなのでそこからアニメ化するのであればそれとは違ったアプローチをして欲しかった。違いと言えば有名なプロの声優さんを起用していることくらい。テーマである「危機管理」という事で実際に起きた事や知識を合間に挟んでくれているのは面白かったので。
「ぼっち・ざ・ろっく!」★★★★
制作会社がCloverWorksさんだけあってアニメ自体の質は高いしベンドの演奏シーンもリアリティがあり、使用されている「結束バンド」の楽曲も聴いていればかなり力が入っているし、なにより主人公の「ぼっち(後藤ひとり)」の陰キャらしい表現が多種多様で観ていて飽きない。
けれど僕自身はそこまでハマれなかった。やはりどうしても「けいおん!」のイメージが抜けていないせいか女子高生バンドという共通点以外違うのだけれど比べてしまった結果、あまり印象が残らなかった。これは日常系アニメでよくあるんだけど各キャラの性格や役割がどうしても被ってしまい同じような印象を受けるアニメもそれだけ増えている事実も関係してると思う。
「結束バンド」のメンバーもそれぞれキャラが活きていてそれこそ掛け合いが「けいおん!」のような印象ではあるけれど「けいおん!」のような深みにハマりそうな魅力は僕自身そこまで感じられなかった。
それだけ僕にとっては「けいおん!」のインパクトはすごかったという事でこの作品と比べることではない事は百も承知。
かなりこだわって制作されているのは観ていて分かるんだけど・・・。
「聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-」★★
「聖剣伝説」といえば小学生の時だったか、ゲームボーイ版と中学の時のスーパーファミコン版のイメージが強かったため、懐かしさで観賞。調べてみると1999年のプレステ版が原作という事もあってもしかしたらプレイの機会はあったのかもしれない。
やはり元々ゲームをプレイしていないからか設定などに対する理解が難しくハマまれなかったのは大きい、プレイしていれば思い入れがある分楽しめたかもしれないなぁと思ったのだった。
ただアニメとしてはゲームの流れに近いというかイベントごとに淡々と進んでいく印象があって、少し退屈さを感じてしまった。
「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」★★★★
アニメを通じてDIYの楽しさが伝わってくるのはそもそものアニメーションがキッチリ細かく作られておりそこに挟まれる説明も分かりやすく主人公であるせるふ含め各キャラが活きているって事も大きいのですがDIY部の面々がツリーハウスを作るために一生懸命さが伝わってきてこれがちょっと泣けるんですよね。
それは主人公のせるふは不器用で何か作る時失敗して絆創膏を貼られるのが日常なんですけれどそれでも自分なりに一生懸命でそれがDIY部にも伝わってそれぞれが出来る事で助け合ってツリーハウスが完成するという流れ、その頃には当初DIYを小ばかにするような言動をしていた幼馴染のぷりんにも良い影響を与えて子供時代の二人のような関係に戻っていくラスト。
これが泣けずにいられますかと(笑)
「アキバ冥途戦争」★★★★
最初はメイド=暴力団に入れ替わった設定の面白さはあるものの次々と争っているメイドが殺されている描写に「軽さ」を感じてそこまでハマれなかったのですがそもそも作画的にも良かったので飽きなかった事、嵐子役の佐藤利奈さんが個人的に素晴らしかった事、最後まで主人公であるなごみが本来のメイドらしくしていた事で一本筋の通った作品になったのかなと。
ただ最終回については最後のなごみの姿で終わるのは良しとして他のキャラのその後の描写が皆無だったのは非常に残念、尺的に入れられなかったのは分かるんだけどその前話ラストの嵐子の壮絶な死があったのにちょっと物足りなさを感じました。
「ブルーロック」★★★★★
連続2クールであるため1クール目が終了したところではありますが放送時期がちょうどサッカーワールドカップ開催時期とも被っているためかなり反響もあったようです。
テーマとしては日本人サッカー選手に足りないエゴイストをテーマとしている部分もあり各キャラの言動もプレイもそれに呼応するような展開となっています。アニメとしてもサッカー選手の動きが事細かに描かれている事もあり作中で語られるサッカー選手に求められるスキルも選考内容もリアルさも感じます。
原作では日本サッカーや実在する選手の実名を挙げ卑下する描写もあるようでアニメではそのような表現を省いているようです。実際僕もネットの画像で拝見しましたがこれでは地上波では流せないなとは思いました、スポンサーは離れてしまうなと。
アニメ化としては面白かったので原作も読んでみたいと当初思っていましたが僕も実在の選手を卑下されるのは好きな選手であるほど傷つくのでどうせなら3クール4クールと「アニメ」で観たいと思ったりします(苦笑)
「うちの師匠はしっぽがない」★★★★★
落語がテーマとしているだけあって注目はしていましたが初っ端から主人公である「まめだ」の師匠となる文狐の出囃子が柳家小三治師匠の「二上がりかっこ」だったからもうそこで掴まれてしまいました。
まめだの明るく一生懸命な性格のせいか、登場人物に根っからの悪人が居ないのも「落語」らしいと言えるし文狐との絆が深まっていくのも現実の落語家の師弟関係そのもので観ていて気持ちの良い関係です。
アニメの最終回においてはまめだが一旦破門されて最終的には師匠連中に認められる訳ですが是非ともこの先のまめだの成長と文狐との絆を観続けたいところ。
是非とも2期放送を強く願います。
「ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン第2クール」★★★★
「僕のヒーローアカデミア 第6期」★★★★
「ヤマノススメ Next Summit」★★★★
「転生したら剣でした」★★★
「モブサイコ100 III」★★★★★
「うる星やつら 新作」★★★
「機動戦士ガンダム -水星の魔女-」★★★★
「SPY×FAMILY 第2クール」★★★★
「宇崎ちゃんは遊びたい!ω(ダブル) (第2期)」★★★
「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」★★★
「後宮の烏」★★★
「新米錬金術師の店舗経営」★★★
「ゴールデンカムイ 第4期」★★★★
「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」★★★
「夫婦以上、恋人未満。」★★★★
「クールドジ男子」★★★
「永久少年 Eternal Boys」★★★
「4人はそれぞれウソをつく」★★★
「忍の一時」★★★
「陰の実力者になりたくて!」★★★
「不徳のギルド」★★★
「虫かぶり姫」★★★
「魔入りました!入間くん 第3シリーズ」★★★
「恋愛フロップス」★★★
気に入ったOP、ED曲
「すべてがそこにありますように。」(「ゴールデンカムイ」ED)
(THE SPELLBOUND)
「メイド大回転」(「アキバ冥途戦争」OP)
(とんとことんスタッフ一同)