2024年J2リーグ 第38節(最終節) 清水エスパルス1ー0ロアッソ熊本

・前々節の栃木戦で昇格を決め、残り2試合で優勝を目指したエスパルス、蓮川選手の値千金の決勝ゴール、ライバルである横浜FCが引き分けたため最終節を残してJ2優勝を決めました。

・昨シーズン、後一歩のところで昇格を残し、秋葉監督を続投し昇格と優勝を目標に進んできたエスパルスでしたが見事に達成できたシーズンとなりました、そして監督、選手が開幕当初から言ってきた事が有言実行にもなりました。

・昨シーズン、プレーオフに回った時点でシーズン終了後になったため今シーズンへの体制作りも難しくなる中で秋葉監督の求める人材を多く加入させると事により達成できた目標についてはフロント陣の頑張りもあった事でしょう。

・そしてJ1復帰となる来シーズン、今シーズン以上に険しい道となるのは明らかで監督人事、選手選考など反町GMが中心になって既に動いているのかもしれませんがまずは最終節勝利で飾って有終の美といきたいところです。

・そんな中で試合前に発表された権田選手退団のニュース、かなりのショックですが権田選手の気持ちは最終節終了後、自身の口で伝えられと思います。この苦しい数シーズンの中で権田選手にはチームの守護神としてエスパルスに影響を与えてくれました。そんな権田選手のためにも必ず勝利をしてほしい!

・スタメンは前節同様変更あり、サプライズでキーパーは大卒ルーキーの猪越選手が初スタメン、チャンスを与えるのはもちろん大賛成ですが沖選手も連戦でしっかり結果を出していたので最終節まで使って欲しかった気持ちもあります。

・左サイドには山原選手が、ボランチには成岡選手、トップ下には乾選手、そして1トップには郡司選手とこれまでの固定メンバーと若手にチャンスを与えるようなメンバー構成ですね、それはベンチメンバーもそうで川谷選手、加藤選手が初めてベンチに入りました。

・こういう試合で結果を出して欲しいし、特に加藤選手は入団後から度重なる大怪我に悩まされておりどうしても満員のホームでの活躍を見たいです。

・試合は前半から圧倒的に熊本ペース、前へ前と人を絡めながら追い越していくサッカーに防戦一方でした、エスパルスもボールを収めて前進したいところでしたが郡司選手に中々収まらずタメを作れないのも苦戦した原因だと思いました。

・今の郡司選手に北川選手を望むのは難しいと思うし、お互いは本来2トップの一角にいてほしいところ。フォワードはゴールは勿論、プレスやポストプレー、サイドに流れたりと何でも出来なければいけないのが現代サッカーなのかもしれませんが今はこの悔しさを成長の糧にして欲しいですね。

・後半に入りドウグラスタンキ選手が入ったおかげでボールが収まるようになり徐々に相手を剥がして前へ進めるようになりました、そんな中で宮本選手が上手く右サイドに流れた事から、そこから西澤選手、乾選手に渡りそのボールが相手に当たったところで原選手がそのままペナルティエリアに侵入し左足で放ったボールが綺麗にゴール左隅に決まり見事な先制点!

・昇格を果たした栃木戦から、相手に良いサッカーをされて苦しい展開になるものの後半立て直し、盛り返して勝ち切る事が出来たのは大きな成果だと思います。色々修正が必要だと思いますが「内容が悪くても勝てるのが強いチーム」というのは今シーズン体現できたと思います。

・何より最終節、ちゃんと有終の美を飾れるのは嬉しい事ですし、権田選手の退団(セレモニーでは昨シーズンから決まっていたとの事)は寂しい事ですがシーズンが終わり、契約更新が始まり来シーズンへの戦いがまた明日から始まります。

・前節、優勝を決めしばらくはその事に酔いしれようと思いましたがチーム全体がこのままではJ1では戦えないと思っているはずなので新体制までエスパルスを注視していこうと思います。

第38節終了時点での順位

25勝 8敗 4分 68得点 38失点 得失点差30 勝ち点82 1位(優勝)

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