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#12-紡ぎ出すということ。小さな火花。

秋ごろから、ぽつりぽつりと小さな爆発が起こり始めた。小さいから、線香花火のようなほんとに小さな火花。それはそれはちっこいけど次から次に。いろいろと真っ白になった自分、まっさらなキャンバスに、小さいけどその火花たちはとても強烈で色鮮やかで。まっさらに、すっからかんになったスポンジ状態の自分のこころには、おもいっきりストレートにその鮮やかさは刺さっていった。いろいろ吸い込んでいくように。乾いた肌が化粧水で気持ちよく潤っていくように、こころの明るいパワーが少しずつ、でも確実に着実に満ちていった。ひとつひとつの行動を、とても丁寧に、自分のこころの声と本能と直感に従って、日々を生きてきたからだと、とても直感的にとても納得できていた。だから、きっとそんないい循環が、自分のまっさらな状態が、いろいろ必然的にいいものを引き寄せているのだろう。そして、然るべき人や場所やものごとがJust timingで、あちらからもまた引き寄せてくれたのだろう。そのたびにとても満ちていって、こころのパワーになって、気づけば、私は驚異的に心身の回復を遂げ、すごいパワーをもって未来へ駆け出そうとしていた。

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