依存を断ち切る方法。
依存を断ち切るために、単にその原因となるものを遠ざけようとしても無駄です。意志の力ではどうにもならないのです。まずはそういった認識から変えていく必要があります。
1、脳が支配されている
ギャンブルやタバコ、アルコールをやめられない・・・。これは脳そのものが快楽の記憶だけを元に刺激物を要求するので、脳が支配されてしまっている、と言うことになります。要は薬物と同じです。大なり小なり、症状が似てると思いませんか?薬物を自分の意志でやめられる人なんてまずいませんよね。依存症というのは全てメカニズムは同じです。そこで重要になってくるのが、脳が刺激物を欲する指令を出すキッカケとなる物の存在を認識することです。
例えばパチンコ依存症であれば、街を歩いていたらパチンコ屋の看板が目に入った。打つ気はなかったのに気づいたら打っていた。これはよくあるパターンです。「ちょっとだけ・・・」のつもりが、気付いたら数時間。依存から抜け出せない人はその繰り返しなんです。
2、環境を変える
私が依存から抜け出すキッカケとなったのは、就職です。とにかくグータラな典型的ダメ学生だったので、まず社会人の生活に適応するため、全精力を傾けていました。毎日疲れ切っていて、とてもパチンコどころではなかったですね。学生時代は常に周りにギャンブルをしている人間がいましたが、会社ではほとんどいなかったんです。
ギャンブルやタバコ依存などは、とにかく環境を変えることです。何でも良いです。何かスポーツクラブに入るとか、別の趣味に打ち込むなど。
強制的に忘れる時間を作るのです。食べ物の依存などはまたちょっと違うのですが、大方の依存は環境を変えてキッカケの一つにするのが良いです。
3、知識をつけて、洗脳の上書をする
これは主に食べ物の依存に効果があるのですが・・・肥満で悩んでいる人というのは食欲を増進する食べ物に依存しています。甘いものと脂っこいものに多いです。とにかく、食べ物に関する知識をなるべくインプットする事。
これがとても重要です。
手軽に食べられるもので一番体に良くないものをご存知でしょうか。それは、ポテトチップスです。ここでは細かい説明は省きますが、私の体感でも最も「中毒性」が高いです。その原因の一つは、添加物です。
日本は認可されている食品添加物の数が、欧米に比べて桁違いなのです。がん、アレルギーなどの健康被害の原因が食品添加物にあるということはあまり知られていません。
そもそも、現代人は食べ過ぎなのです。食べ過ぎは間違いなく内蔵に負担をかけます。むしろ、内臓を休ませる時間を長く取るべきなのです。私自身も、満腹でいるより空腹でいる方が間違いなく体が楽、ということを体感しています。こういった食の知識をつけることで、「自分は毒を食べているんだ」いう自覚を持つことです。
余裕ができたら、そういう知識をつけるための動画でも作りたいですね(笑)
4、健康の損失はお金の損失
私は喫煙が最も人生での損失が大きい習慣だと断言します。まず、喫煙するメリットってなんですか?「なんとなく吸い始めて、やめられないから吸ってる」・・・そんなところじゃないでしょうか。
仮に、タバコ1箱500円とします。1週間に4箱吸うとすると、1か月で500円×4箱×4.5週=9,000円。1年で108,000円。20歳から30年間吸い続けたとすると、50歳の時点で3,240,000円。
メリットの全くないものにこれだけのお金を使っているのです。おまけに呼吸器系に何らかの障害をもたらす可能性が高い。もはや「負債」です。
これは肥満の話にも当てはまります。先程食べすぎが悪影響をもたらすという話をしましたが、食べ過ぎないだけで単純に食費が減ります。私は現在1日2食ですが、食費はおよそ半分に減りました。あと、地味な話ですが、トイレに行く回数が減ります(笑)
とにかく、お金を使ってわざわざ体に悪いことをしているということを認識しなければなりません。どうせなら、健康にお金を使いませんか?
5、自己暗示
依存から脱出するために、目標設定することも大事です。そして、それを紙に書いてみる。例えば、「私は1か月で喫煙本数を半分に減らして貯金できる」「私はお菓子を食べなくなって5キロ痩せられる」など。この時、「~したい」みたいな願望を書くのではなく、達成したところをイメージできるような書き方が良いです。イメージできたら、なんかワクワクしませんか?
そして、「代替行動」を取り入れてみましょう。「タバコ1本吸う代わりに、100円貯金」「タピオカ一杯我慢したら300円貯金」などなど。何でもいいですが、貯金は結構効果あると思います。目で確認できますからね。
私は今浪費防止策として、貯金アプリを使って貯金しています。これはネットバンクに口座がないとダメですが、自分で貯金タスクを設定できて、知らぬ間に溜まっています。このように何か代替行動をすることで依存状態をすり替えていくのがベストです。
そして、途中経過を管理することも大事です。肥満の方は当然体重計を用意して、毎日計測。今はBluetoothでスマホにデータを転送できる体重計もあるので、そういうものを使うとよいです。
喫煙者の方も、血圧計などでデータを取るのがよいです。喫煙により血流が悪くなり、血圧も上がるのでできれば毎日計った方がよいです。
6、あなたは、できる
最後に、依存脱出の為の行動をしていく中で、「自分は、絶対できる」という暗示を毎日かけてください。毎朝起きたら、声に出してみるのもよいでしょう。こんなものは楽々達成できる!みたいな、ポジティブな思考で行動しましょう。そして、具体的に健康になった自分を想像して、例えば素敵な洋服を着ているところとか、スポーツをしているところとか、そういう「もう達成したイメージ」を持ってワクワク感を味わってください。
まず、行動すること。すべてはそこからです。
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