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2022/11/01

 もう何もしたくない。何かをすると、その度に自分がいかに無能な人間か思い知らされる。死にたい。これ以上死にたくなったら、今度は死ぬ方法以外に何も考えられない状態になる。現状維持の方がまだマシだ。

 望んでこんな状況に陥ったわけじゃない。望んで仕事を失ったのではない。会社が倒産した。そして倒産手続きすら進まずに、働いた分の給料も払われない。ただ放り出され、はやく次の仕事を見つけなければと焦り、面接、面接、面接。

 消耗。

 オンライン面接とは、誰の目も行き届かない個室で他人と話すこと。面接官は決まって男性だ。出だしから「とって食おうなんて思っちゃいないけど、ねえ。」などと発言する人と、1時間、2人っきり。これをあと、何度やればいい。一次選考に受かったところで、二次、三次、最終、同じことの繰り返し。

 「とって食おうなんて思っちゃいない、けど、ねえ?」。気持ちが悪い。何故そんなことを言われなければいけないのか。

 そういえば、大学四年生のときも同じだった。何も変わってはいない。就職活動がきっかけで、対人恐怖症になったあの頃と同じ状態にある。

 面接官はあの頃も今も100%男性である。二次、三次、と選考が進むほど年齢を重ねた人と会話しなければいけない。そして年齢を重ねた男性ほど、法に触れた質問を重ねてくる。「家庭環境は?」「お父さんの職業は?」「女性なのに?」「結婚は?」「子供は?」
 当初そんな不安は微塵もなかったのに、いつのまにか、相手が恐ろしくなる。

 私は会社員として働きたいだけなのに、何故。もう誰とも話したくない。他人が怖い。

 過眠。リストカット。もう26歳なのに。いたいおばさんになってしまった。みっともない。はやく死にたい。

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