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個ではなく、チームで。メンバーそれぞれのスキルや強みを活かして、お客さまへの提供価値を高めていく

「47(よんなな)グループにはどんな人がいるの?」という疑問にお答えするべく、今回は47内装株式会社でオフィス内装設計デザイナーをつとめる内田さんのインタビューをお届けします。

<プロフィール>
内田 千恵(うちだ ちえ)
埼玉県出身。2020年、47内装株式会社に中途入社。前職では住宅のリフォーム会社で営業・設計を経験。現在はオフィス内装設計デザイナーとして従事している。

住宅設計からオフィス設計へと転身。組織の成長可能性と、お客さまと直接コミュニケーションが取れる働き方に惹かれて

── まず、内田さんはどんな経緯で設計職に興味を持ったんですか?

ルーツをたどると幼少期まで遡るのですが、昔から何かをつくるのが好きな子どもだったんです。シルバニアファミリーの家を自分でつくってみたり、夏休みの宿題の工作を人一倍楽しんだりしていました。

将来家具のデザイナーになりたくて、大学でデザインを学びましたが、就職活動の時点で少し悩みまして。というのも、既成家具はこの世に沢山あって、ゼロから何かを生み出すのは難しいなと。むしろ、その製品を置く空間全体をどうプロデュースしていくかに興味を持つようになったんです。

こうした経緯で、家具設計ではなく空間設計を仕事にしたいと思い、新卒で住宅のリフォーム会社に就職しました。そこでは、営業から設計まで自分で担当する仕事を6〜7年やっていました。お客さまと直接コミュニケーションを取り、一緒に一つの空間をつくりあげていく過程に大きなやりがいを感じていました。

── 前職から転職しようと思ったのはなぜですか?

仕事自体はとても好きだったのですが、当時ライフステージの変化があって転居を検討していたのと、平日休みではなく土日休みにしたいという思いがあって。これらを前職で叶えるのは難しかったので、思い切って転職を決意しました。

── 転職活動の中で47に出会ったのは、どんな経緯だったんでしょうか?

設計職で転職先を探していたんですが、実は最初からオフィス設計に興味があった訳ではなかったんです(笑)。というのも、前職で長く住宅設計に携わってきたので、その知見を活かせた方が良いのではないかと思っていて。ただ、住宅業界だと土日休みの希望を叶えるのが難しいという問題がありました。

そんな中、人材紹介会社の担当者さんから「オフィス設計という選択肢もありますよ」と提案いただいて。たしかに、オフィス設計であればお客さまが法人なので、土日休みを実現できますよね。こうして47内装の選考を受けた、という経緯です。

── 入社の決め手は何でしたか?

当時の47内装はまだ10名以下の小さな組織で、前職の環境と似ていたこともあり、業界は違えど最初から親近感を抱いていました。他に悩んだ会社もありましたが、最終的に47を選んだ決め手は会社の雰囲気ですね。まだすべてが固まりきっておらず、これから新しいことに挑戦していく会社の方が楽しそうだな、と。面接をしてくれた事業責任者の隅中さんや、同じ設計職のメンバーの話を聞いて、ぜひ一緒に働いてみたいと思いました。

また、前職と同じくお客さまとコミュニケーションを取れる働き方にも惹かれました。47内装は、営業と設計とで分業制になっていますが、設計も裏方ではなくフロントに立ち、お客さまから直接ヒアリングしたり提案したりするスタイルを取っています。私は前職からずっと「人と人との繋がり」を大切にしてきたので、お客さまと設計がコミュニケーションが取れる点に魅力を感じました。

── 住宅業界からオフィス業界への転身ということで、不安はありませんでしたか?

もちろん、不安は少なからずありました。オフィス設計は住宅設計とはまったく違いますし、ほぼゼロからのスタートになるだろうな、と。でも、当時まだ20代後半だったこともあり、「なんとかなる!これから吸収すれば大丈夫!」という気持ちで入社を決めました。

設計は、アーティストでも御用聞きでもない。求められているのは、プロとしてお客さまの希望を最大限叶えること

── 実際にオフィス設計に携わってみて、住宅設計とはどんな違いを感じましたか?

違いは色々ありますが、大きくまとめると三点あります。

一点目は、オフィスは住宅と違ってプロジェクト関係者が非常に多いことです。前職では、お客さまが個人で1~2名、あとは社内の現場管理や社外の工事業者さんと関わる程度でした。現職では、お客さまが法人で複数名のプロジェクトチーム化していることが多く、社内は営業・設計・現場管理、社外はビルオーナーさんや工事業者さんと関わるため、登場人物が多いです。

ニ点目は、オフィスの場合、プロジェクトが発生した時点で納期が既に決まっていることが多いことです。前職は住宅の中でもリフォーム専門だったため、納期最優先のプロジェクトは多くありませんでした。一方、オフィスの場合は移転日や営業開始日が早い段階で決まっており、タイトなスケジュールの中で進めていくことも多々あるため、ハンドリングが難しいと感じます。

三点目は、オフィスだとプロジェクトごとに攻略法がまったく違うことです。住宅の場合は、広さや間取りがある程度決まっていて、攻略法をいくつかにパターン化することができたんです。一方、オフィスの場合は広さや間取りが様々ですし、解決したい課題もプロジェクトごとにまったく異なるため、決まった正解がないんですよね。文字通り試行錯誤の連続です。

── オフィス設計の楽しさ・やりがいは何だと感じますか?

登場人物が多い分、困難もたくさんありますが、その中での最大公約数を見つけて良い形でプロジェクトを終えられたときは、大きな達成感を感じます。

これは住宅設計時代から思っていることなのですが、空間は一度つくって終わりではなく、何度でもアップデートしていく必要があって。それは住宅もオフィスも一緒なんです。オフィス設計は、お客さまの働き方や事業・組織の変化にあわせて最適なオフィスのあり方を考えていくことができるので、住宅よりもプロジェクトが多岐にわたりますし、とてもやりがいのある仕事だと思いますね。

── 仕事をする上で、日々どんなことを心がけていますか?

対お客さまという点では、十分にコミュニケーションを取って二人三脚でオフィスをつくっていく姿勢を常に心がけています。47内装においては、設計=アーティストではありませんし、オフィス=作品でもありません。最も大切なのはお客さまに満足していただくことであって、利己的に我を通すような誘導はあってはならないと思っています。

一方、単なる御用聞きになるのではなく、設計のプロとしてお客さまに進言すべきことはハッキリお伝えすることも重要です。たとえば色や素材など、好みで決めていい部分はお客さまに委ねますが、寸法や動線設計などに関しては設計でないと分からないこともあります。お客さまの希望が明らかにデメリットになりそうな場合、プロとして回避しなければなりません。そうすることで結果として良いオフィスが完成し、次のオフィスづくりでもお声がけいただけることが多いです。

対社内のメンバーという点では、同じくコミュニケーションの部分になるのですが、「腹の内を明かす」ことを意識しています。日々の打ち合わせで納得するまでしっかり議論するとか、思ったことは飲み込まずに伝えるとか。まさに思考のすり合わせですね。年齢や年次に関わらず、チームでプロジェクトを進める以上は全員が本音で話すべきだと思いますし、こうしたプロセスを経てこそお客さまへの提供価値も高まっていくと考えています。

遠慮せずに発言することが、成長への近道。メンバー全員が切磋琢磨し、お互いを高め合える組織へ

── 今後、どんな設計の方に入社してほしいですか?

まずは、お客さまのためを思って常に行動できる人です。そして、独りよがりではなくチームで動ける人。設計職に限らず、これからの47内装にはこんな人が求められていると思います。

正直、設計って色々なタイプの人がいて。それこそ、アーティスト気質で自分が満足できる作品をつくりたいと思っている人も結構います。でも、そういう方は47内装ではなく、別の場所の方が輝けるのかな…と。47内装はグループ内の仲介事業部から案件を紹介してもらっていて、幅広いお客さまがいらっしゃるからこそ、様々なニーズにあわせて動ける柔軟性が重要です。入社後のミスマッチが起こるとお互いに得がないですから、面接時にはそれこそ「腹を割って」話していただきたいなと思います。

── 内田さんが考える、成果を出すための秘訣はずばり何でしょうか?

いい意味で遠慮しないこと、でしょうか。47内装は出る杭が打たれるような環境ではないので、自分の意見を臆さず言うことが成長への近道だと思います。入社したばかりの方や、設計としてのキャリアがまだ浅い方はつい遠慮してしまいがちですが、勇気を持って発言することで一歩先に踏み出せるし、自ずと成果にも繋がっていくと思います。

もちろん、ベースとしてお客さまにとっての利益を第一に考えていることは必要不可欠です。利己的な考え方で、チームを見ず自分よがりな発言ばかりしていては、誰からも信頼を得られませんからね。私がいつも、結果だけでなくプロセスが重要だと思っているのは、こうした背景もあります。

── 最後に、内田さんの今後の目標を教えてください!

自分自身はもちろん、47内装の設計メンバーにとって「いつもの働くを楽しく」を実現することが一番の目標です。目の前の仕事は楽しいことや簡単なことばかりではありませんが、ピンチをチャンスに変え、一つひとつを自分の糧にしながら日々成長していきたいですし、メンバーにも同じスタンスで仕事に向き合ってもらいたいな、と思います。

また、私が入社した2020年当時と違って、現在は設計メンバーも増え、それぞれのスキルや強みを活かしてプロジェクトを進められるようになってきました。まさに、個ではなくチームで戦う組織になってきていると感じますし、より横の繋がりを強めていきたいと思っています。せっかく様々なスキルが集結しているチームなので、お互いのアウトプットをよく見て、良いところを積極的に褒め合い、伸びしろと改善策をしっかり出し合えるような文化を醸成していきたいです。

まだ完成しきった組織ではないからこそ、壁にぶつかることもありますし、先が見えなくて不安になることもあると思いますが、一緒にレールを敷きながら前進することを楽しめる人たちと共に、これからも日々頑張っていきたいなと思います。


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