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「家具」を通じてオフィスづくりに携わる楽しさ。社内外の様々な人と関わりながら、日々学びを得て成長していく

「47(よんなな)グループにはどんな人がいるの?」という疑問にお答えするべく、今回は47インキュベーション株式会社でオフィス家具コーディネーターをつとめる伊藤さんのインタビューをお届けします。

<プロフィール>
伊藤 結(いとう ゆい)
岩手県出身。2023年、47インキュベーション株式会社に中途入社。前職では総合建設会社でインテリアコーディネーターを経験。現在はオフィス家具コーディネーターとして従事している。

自分の“一番の強み”を明確にしたい。大好きな家具に携わるため、新たな環境へ

── はじめに、伊藤さんのこれまでのキャリアについて教えてください!

幼い頃から家具やインテリアに興味があり、インテリアコーディネーターになるのが夢でした。岩手県出身で、地元の震災復興に携わりたいという思いもあったため、新卒で地場の総合建設会社に就職し、約8年間インテリアコーディネーターとして従事しました。

前職の会社はBtoCもBtoBも手掛けていたので、住宅からオフィス、工場まで、様々な空間づくりに携わりました。自分でレイアウトを書き、部材を決め、既成家具の選定から造作家具のオーダーまで担当し、幅広い視野を持つことができました。一方、今後のキャリアを考えると、軸を絞って自分の強みを明確にしたい、という思いも抱いていました。

前職で東京に転勤したことを機に、これまでの経験を活かして新たな環境でチャレンジしたいと考え、転職を決意しました。もともと一番好きだった「家具」を自分の強みにするべく、BtoC・BtoBに関わらず転職先を探していたところ、エージェントの担当者さんから47インキュベーションのオフィス家具コーディネーターの求人を紹介していただき、現在に至ります。

── まさに、一番好きだった「家具」に携われる仕事ですね。なぜ住宅ではなく、オフィスを選んだのでしょうか?

転職活動時は住宅も視野に入れていましたが、最終的にオフィスを選んだのは、扱える家具の幅が広いからです。

住宅の場合は、広さや間取りが限られますし、扱うのはホーム家具がメインです。一方オフィスの場合は、広さや間取りが案件ごとにまったく異なる上に、オフィス家具からホーム家具まで幅広く扱うことができるので、前職の頃から魅力を感じていました。

また、最近のオフィスはホームライクだったりホテルライクだったりと、テイストも多様化しています。「働く」という要素を分解すると、会議や作業、休憩など様々なシーンがあり、それらを家具に落とし込んでいくことができます。それぞれのコンセプトにあわせて家具を選ぶ楽しさは、まさにオフィスならではだと思うんです。家具が空間全体に及ぼす影響はとても大きいので、非常にやりがいのある仕事だと感じています。

── ずばり、入社の決め手は何でしたか?

一番の決め手はやはり、オフィス家具コーディネーターの業務内容に惹かれたからです。初めての転職ということもあって慎重にはなりましたが、面接で話を聞くたびに「やってみたい!」と心から思えたので、迷わず入社を決めることができました。

また、会社の雰囲気も初めから好印象で、入社の後押しになりました。私がもともと抱いていた「ベンチャー」のイメージを良い意味で覆すような、フラットで温かく、人を大切にする組織文化が根付いているのを感じ、安心できたのも大きかったです。

様々な家具を扱うため、毎日が学びの連続。業務の鍵となるのは、社内外の関係者とのコミュニケーション

── 入社後、実際にオフィス家具コーディネーターの仕事に就いてみて、率直にいかがですか?

想像していた通り、様々なメーカーの家具を扱うことができるので、仕事を通じて自分の知識が増えていく楽しさがあります。私の場合は前職でインテリアコーディネーターを経験していたため、少し業界知識がある状態での入社でしたが、当時とは比べ物にならないほどの知識量を得られていると実感しています。

業務習得の流れとしては、入社後約1ヶ月間は上長と一緒に案件を担当し、OJTで業務の進め方や家具選定のポイントを学びます。そして、徐々に一人で案件を担当できるようになっていきます。最初は覚えることが多く苦労しますが、これは業界経験者でも業界未経験者でも同じだと思います。

日々の業務では、メーカーのカタログやサンプルを見たり、ネットで調べたりしながら提案する家具を選定していくのですが、毎日が新しい商品との出会いの連続です。「学び尽くした」と感じることは一切ありません。

また、一人が担当する案件数の多さや、求められる業務スピードの速さにも驚きました。案件によっては納期がタイトな場合もあるので、常に時間と戦っているかもしれません(笑)。

── そして、オフィス家具コーディネーターは社内他部署との連携が非常に多いのも特徴ですよね。

そうですね。オフィス家具コーディネーターは、グループ会社である47内装の案件においてオフィス家具選定を行っているので、社内他部署との連携が欠かせません。案件のフロントに立つ内装コンサルタント(営業)や内装設計デザイナーとコミュニケーションを取り、お客さまの求めるイメージや予算、納期などを細かくヒアリングし、家具を選定していきます。

また、納品する家具が決まった後も、社内他部署との連携が続きます。新品であれば担当部署にメーカーへの発注と納期調整を依頼したり、リユース品であれば担当部署に在庫確保と配送手配を依頼したり、といった具合です。

社内だけでなく、社外とのやりとりも一定数あります。内装メンバーとお客さまとの打ち合わせに同席させていただくこともありますし、ご来社いただいたお客さまにオフィスチェアを座り比べていただくこともあります。また、メーカーのショールーム見学や新商品発表イベントにお邪魔する機会も多々あります。

こうして社内外の方々と関わりながら一つのオフィスを完成させていく過程にワクワクしますし、大勢の人が携わっているからこその責任も日々感じますね。

── オフィス家具コーディネーターは、高いコミュニケーションスキルが求められる職種なのですね。

まさに、コミュニケーションが業務の鍵になってくると思います。フロントに立ってお客さまとやりとりする職種ではありませんが、様々な関係者への依頼や調整が発生するからです。

家具選定という点においてはメーカー知識や商品知識も重要なのですが、まず前提として求められるのは聞く力と伝える力、だと思います。

周りを頼ることで、お客さまへの提案の質も上がっていく。チーム力を高め、より働きがいを感じられる組織へ

── 伊藤さんが考える、成果を出すための秘訣は何でしょうか?

分からないことや困ったことがあったら人を頼る、ということだと思います。

オフィス家具コーディネーターの場合、初めは誰もが知識不足に悩んだり、自分の持つ引き出しだけでは限界を感じます。そんな時は、上長やチームメンバー、社内他部署、メーカーの担当者さんなど、誰かに相談することで解決の糸口が見つかることが多々あるんです。

「この商品ならお客さまの希望に合いそう」「こっちの商品に変えたら納期に間に合うかも」など、自分では気付けない視点からのアドバイスをもらえますし、結果的にお客さまへの提案の質も上がっていきます。

まずは自分で考えることも自身の成長には必要不可欠ですが、あまり一人で抱え込みすぎず、勇気を持って周りを頼ることも大切です。これも立派なコミュニケーションスキルの一つですし、新たな気付きや発見が必ずあると思います。

── オフィス家具コーディネーターに向いているのは、どんな人だと思いますか?

まず前提として、家具やインテリアが好きな人です。知識が豊富である必要はありませんが、自分が扱う商品たちを好きであってほしいな、とは思います。

あと、臨機応変に動ける人ですね。担当する案件によって納期も予算も違いますし、お客さまが求めるイメージも様々なので、その都度ベストな提案を模索していく姿勢が重要だと思います。逆に、「なんとしてもこの家具を入れたい!」といった身勝手な考え方をしてしまうと、けっして顧客志向とは言えません。

── 最後に、伊藤さんの今後の目標を教えてください!

オフィス家具コーディネーターが今後より多くの案件に携わるためには、チーム内でいかに効率的に業務を進め、同時に家具選定のクオリティを上げていくか、が鍵になります。忙しいとつい目の前の業務に集中してしまいがちですが、そんな時こそチーム全体を俯瞰して課題を洗い出し、業務の仕組み化を進めていきたいと考えています。

また、自分自身のスキルアップばかりを追い求めるのではなく、チームメンバー全員で「知の結集」を体現できるようなパフォーマンスを意識し、一人ひとりが輝ける部署になったらいいな、と思います。プライベートも思い切り楽しみつつ、働くことを通じてメンバーが自己成長を実感し、大きなやりがいを感じられるような組織を目指していきたいです。


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