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木彫の作品を制作したらとても楽しかった件(非力な人はバルサだと楽しめるのかも)

今年の10月から11月にかけ、個展を予定しています。その準備の一環で、立体作品を制作しました。
個展は平面作品ですが、平面作品を制作するためにつくってみたいと思いました。ラフを描くと平面的に、しかも正面からの図になりがちで、もっと色々な角度から立体的に描けるようになりたいと思ったのです。

昨年末に雷獣を制作し、その時オークを使いました(雷と関係あるため)。オークはとても硬く、形をつくるのが大変でした。木工の継続は難しそうでした。私は木が大好きなので、木工ができないのはとても悲しかったです。

今回、懲りずにチャレンジ。バルサを選びました。船をつくるからです。私は基本的に可能な限り、モチーフやテーマに関係ある素材を使って制作することをコンセプトのひとつにしています。

バルサはとても彫りやすく、私は木工が好きになりました。

紆余曲折を経て・・・

初めての、オリキャラでもあります。雷獣もオリキャラだったかもしれませんが、物語をつくることは想定していませんでした。今回は、この子を軸に物語が展開します。本当はもっとたくさんのパターンを立体でつくりたかったのですが、あとは応用で平面作品の制作中に色んなかっこうや表情などをつくっていけたらと思っています。

アナログの制作を再開し、いろんな船をつくってきましたが、それはすべて「はこぶね」でした(作品を発送するための箱に絵を描くなどし、楽しんでいました)。今回は白黒ええよん史上初、運ばれる側の船です。お話の中では運ぶ側の船でもあり、見守る船でもあります。

制作過程は、こちらにまとめました。4月の話なので別件も交じっています。

電動工具を使用せず、すべて手彫りで制作しました。これにより粉塵の問題をほぼ解決できそうでしたし、自分なりの手彫りの温かさはどんなものなのか、実際つくってみようと思いました。

1ヶ月もかかってしまいましたが、コツコツ続け完成に漕ぎつけることができ、とても嬉しいです。これまで、制作に関して時間がもっとあればと思う時がありましたが、手彫りの彫刻に関しては、時間の問題ではないことがわかりました。

手の持久力が無さすぎるのです。いくら時間があっても、手が限界を迎えたら彫り続けることはできません。毎日少しずつ続けたら、強くなってもっとたくさん彫れるようになるのかもしれないと思いました。
その後、彩色や加飾に移行したため、今は木彫を継続できていないのですが・・・そのうち3時間くらいで成形が完了するような作品を毎日1つずつでもつくったらいいのかもしれないと思いました。今回はいきなり大きすぎた気がします。

いよいよ平面作品の制作を始められそうですが、今、ポートフォリオもつくりつつあるところです。

まずはこちらを終わらせようと思っています。色々一気にできなくてもどかしいですが、ひとつひとつ終わらせていきます。ポートフォリオというよりは、作品集という感じになるかもしれませんが、とにかくつくります。

ありがとうございます。それでは、また。



その後、コマ撮りアニメをつくりました。