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中学受験回想録30

子どもに合う志望校?!

日程表と睨めっこしながら1月2月の日程に頭を悩まされつつ、説明会の予約をこなしていらっしゃいる今日この頃ではないでしょうか?

2月1日校はほぼ決めたけど…
併願校が決めなきゃ決められない!

1月校はある程度決められても、成績に波があると2月の都内受験校は確実に合格を頂くために頭を悩ませますよね。

男子校で鉄道部があり学校全体が伸び伸びした雰囲気で、息子が通う姿がイメージが出来るか が併願校選びの基準でした。

サピックス偏差値60UPの学校は 生徒の自主性を重んじる校風が多く、各校スタイルは異なっても生徒たちが伸び伸び過ごす様子が学園祭で垣間見られました。
偏差値50台校は進学率に気持が向きがちですが、創立者とその歴史から校風と目指す方向がハッキリ伝わると考え、各校の創立者や創立の歴史を読み込みました。また各校毎にあるイベントは宗教も含め特色が出やすいので内容を確認しました。

ほぼ、息子に向いていると感じた学科の説明会や文化祭を見学した時の息子の様子は予想通り。
ものづくり系の部活が多い学校は息子は目を輝かせて参加していましたが、発表や展示の多い学校は母(私)が主導して見ていました。発表や製作によりそう先生と学生の雰囲気を見て考えると、彼に合うのはモノづくりのある環境だと感じました。

また体育系の部活の盛ん、体育祭に力を入れる校風の学校は鉄好きの息子にはちょっと…と候補に入れていませんでした。

仏教系モノづくり盛んな校風のS校は母の私が惚れ込み、偏差値的にも合格圏内だった為早々に候補に組み込みました。願わくば第一候補にして欲しいと考えていました。

息子の切望校M(2月1日)校の合格率は60〜20%の間を往き来することを5年次から繰り返していました。テスト結果を見る度に不安になる…をグッと飲み込み内心は私のオススメS校狙いの母、惚れたMに入る為ならエンヤコラな息子の攻防の日々でした。

2月日程は出題傾向、学風を中心に選びたいと考えていましたが、偏差値的な物差しを優先するべきか直前まで揺れました。
夫と本人と相談し、まずは千葉1月校の合格を頂けたら熱望校へのチャレンジ権できる作戦にしたため1月校次第で変更できるよう受験校を2パターン作りました。(中学受験回想録5参照)

本命校は勿論、併願校に着いても息子本人の意思を尊重するよう心がけました。
通うのは本人です。悔しい結果を迎えたとしても数ある中から選び、合格を頂く経緯があれば時間をかけて受け入れてられると思います。
直前期になりつつあるので、今更というお声もありそうですが、今一度お子さんとご家族で受験予定校について話し合い向き合って下さい。
その時には是非
「付属校、有名校、伝統校、人気校だから」
という他者評価の言葉ではなく、なぜ親御さんははこの学校を選び、どこがお子さんに合うと考えているのか率直に伝えてて欲しいです。
親としての願いや考えを伝えて下さい。
そして、お子様の選択を尊重した受験プランを作成して下さい。

受験で戦うのは子どもですが、親の支えなしには出来ません。役者と黒子で役割分担をする前にお互いの想いを通わせて下さい。
親子でお互いに
    「やらされている・やってあげている」
感を持たないよう、そして受験を通して一人の人通しとして尊重し合える土台を固めましょう。

atsuko ishi:2021年受験生の母
息子くん:Sに通塾
私立偏差値60台男子校(自然豊か自由系)に進学
共働きでの中学受験

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