Joni Mitchell - Free Man In Paris 23 おい、田中! 2020年7月31日 23:39 ジョニ・ミッチェルが1980年に発表したライブ・アルバム「Shadows and Light」に収録されている曲で、1979年9月にカリフォルニア州のサンタ・バーバラ・ボウルで収録された音源が使用されています。このツアーにはジョニ・ミッチェルのアルバム『ミンガス』に参加しているジャコ・パストリアスとドン・アライアスを中心にマイケル・ブレッカー、パット・メセニー、ライル・メイズらが加わり、ジャズ・フュージョン色が強くなっていて、それまでのフォーク調のサウンドとは異なる躍動感溢れる緊張感のあるサウンドがとても魅力的です。それもそのはずで、メンバーが全員主役級です。まず、ジョニミッチェルは1969年から2007年にかけて、グラミー賞を9回受賞していて、1997年にはロックの殿堂入りをしています。そして「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト、シンガー、アーティスト」にそれぞれランクインする超実力派です。しかも、メンバーがサックスでグラミー賞受賞経験のあるジャズ・フュージョン・バンド、ブレッカーブラザーズのマイケルブレッカー、ギターは20回のグラミー賞受賞を誇るカリスマ・ギタリストのパット・メセニー、そしてパット・メセニー・グループのメンバーのライルメイズ、そしてドラムはマイルス・デイヴィスやデイヴィッド・サンボーン、ウェザー・リポート、ハービー・ハンコックとの共演で知られるパーカッションプレイヤーのドンアライアス最後は天才ベーシストのジャコパストリアスという最強の布陣です。ちなみにジャコはちょっと前のベース機材の話で写真で登場しているのがジャコです。演奏は、いきなりイントロから各パートのソロのような緊張感溢れるノリノリな演奏からスタートし、歌が入った後もコードとリズムが流れるような展開を演出します。そしてBメロに入ると突然ベースがメロディアスなオクターブ奏法からのベースコードで重厚なボイシングでリズムを縫うかのようなステップで華麗にそれぞれのパートの間を潜り抜けます。このつわもの達の息もつかせぬ掛け合いがジョニミッチェルのノビノビとした歌声とフォークギターとマッチしています。そしてイントロと同じキメの部分でのドンアライアスのパーカッシブなドラミングとパットメセニーの軽やかなカッティング、ライルメイズのシンセサイザー。「Shadows and Light」は全曲名曲ですが、特にこの曲は名曲だと思います。Joni Mitchell (Guitar, Keyboards, Vocals)Michael Brecker (Tenor Saxophone)Pat Metheny (Guitar)Lyle Mays (Acoustic Piano, Keyboards)Jaco Pastorius (Bass)Don Alias (Drums) いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #習慣にしていること 136,672件 #おうち時間を工夫で楽しく 95,305件 #習慣にしていること #おうち時間を工夫で楽しく #ジャズ #jazz #JoniMitchell #パットメセニー #PatMetheny #ジャコ・パストリアス #マイケルブレッカー #JacoPastorius #MichaelBrecker #ブレッカーブラザーズ #BreckerBrothers #LyleMays 23