将棋、神吉宏充七段がAI連合に挑戦状
★★ 百も承知のフェイク・ニュース その3 ★★
チェス、囲碁に続き、将棋までもが既にプロ棋士の能力を超えたと思われるAI(人工知能)連合に対し、このたび日本将棋連盟の元棋士である神吉宏充七段が挑戦状を送りつけていた事が明らかとなりました。
ホテルオークラ神戸に外国メディアも多数招待しての先日の記者会見で、神吉七段は次のようにのべました。
「将棋ゆうてもね、誰もが最初にやったはずの『山くずし』です。将棋の駒を人差し指一本で山から取り合うゲームで、かすかに『コトッ』とでも音がしたら次と交代するあれね。電脳がどれほどのもんか知らんけど、『PONANZA』でも『GPS将棋』でもまとめてかかってきたらよろし。『激指』てなソフトは、きっと指使いが上手いに違いない。対戦するのが今から楽しみでなりません」
噂によれば、神吉七段はすでにこの『山くずし』で谷川浩司九段、久保利明王将、菅井竜也王位、井上慶太九段、稲葉陽八段、村田智弘六段、船江恒平六段らを初めとする神戸組と加古川組のベテラン・俊英・若手棋士たちを相手に29連勝しているとか。この事について記者が訊ねると、
「うん、それほんまです。私は藤井聡太くんと並びました。彼とは今後何十回も対戦する生涯のライバルになる気がします。そやけど、記念すべき30勝目の相手はやっぱりあの小生意気な人工知能の奴らでしょう。 ・・・あっ、言うときますけどね、こっそりバキュームで吸い付けるというのは反則でっせ。そんな事したら、私かて指先に鼻クソを付けさしてもらいまっさかい」
さすが『日本、いや世界で最も将棋の強いコメディアン』と自他共に認める神吉宏充七段の記者会見は非の打ち所のないほど見事なものでした。
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