【映画】EVEREST、どうなった。
朝から気温が13度台で、Tシャツでのお出かけは人目が気になる時節となりました。
2011年に『遥かなる未踏峰』というタイトルでジェフリー・アーチャーが山岳小説を書いたことは驚きでしたが、イギリス人である彼がマロリーを書いたのは必然であったのかも知れません。
ふと思い立って、また読み返してみました。
『そこに山があるからさ』
この有名な言葉は、登山者への疑問に対するイギリス人らしい豊かな知性を感じさせる答えだと思っています。
そんな私も山登りを趣味としていますが、時に登ることに疑問を持つこともあって、整理する目的でこんな事をnoteしてました。
原題の『Paths of Glory』は昔の映画に同タイトルが存在することと、商業的なインパクトさで『EVEREST』と名付けられたと思われる映画は、2022年から撮影を開始と発表されたのが2021年。
主演はイギリス人である(というと怒られそうですが)ユアン・マクレガー。
残念なことに、キャストのスケジュールの都合で撮影が延期されたと発表されたのが2022年。その後2024年に動きがあったようなのですが、いまだオフィシャルサイトもティザーも無いようなので、どんな具合はなんでしょう。
小説では『遥かなる未踏峰』とされましたが、文中では『栄光への径(みち)』と表記されています。マロリーの生涯を、彼が歩んだ軌跡という意味も込めて、「径」という漢字はぴったりだなと思います。
1924年にエベレストから帰還しなかったマロリーには、残念ながら登頂した証拠がありません。一方で登頂しなかった証拠もありません。
ネタばれに成らない程度に書きますが、史実として、マロリーはエベレストで亡くなった状態で発見されました。1924年から75年後の1999年のことです。
2009年、発見から10年後にアーチャーはこの物語を上梓しました。
冒頭、マロリーの所持品が無くなっていることに対して捜索隊は歓喜します。
小説ではアーチャーらしい世界観で、彼にしか書けないマロリーの生涯を描いています。これをどのように映画で表現してくれるのか、本当に楽しみです。
そして、もうひとりのマロリーが成し得た感動的な事実まで繋げてくれたら、『栄光への径』が完成する感じがします。
余談ですが、高校生のときにジョン・ダーントンの「ネアンデルタール」を読みました。これはこれでハラハラして面白かったのですが、「スピルバーグ監督による映画化決定!」と訴えかける帯に惹かれて買ったんです。
しかし何年たってもそれらしい映画が公開されなくて、ちょっと残念に思った記憶があります。
どちらも、公開を祈ってます。
エベレストの映画といえば女性初のエベレスト登頂を目ざした田部井淳子さんの生涯を描いた映画も2025年に公開される予定なんですね。
夜になって気温が12℃台になりました。温かいものを食べたいと思い、ひき肉とナスでグラタンにしました。
残ったソースは明日の朝ピザパン用に取っておきます。
小雨の肌寒い中、シロ君はどこで寝るのかな?