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2011年3月11日から13年

悼むより生きるのに必死だった13年前。
寒い日々でした。

部屋の中でたくさん着込んで、
ヘッデン付けて、
あるものかき集めて、
ご飯を食べた。

耳鳴りがすると、
地鳴りがして、
地震が起きる。

どこからか、
明日営業するスーパーや、
ガソリンスタンドの情報―。

寒い中、何時間待っても、
並んだ車列は動かない。
ガソリンスタンドの情報は、
ガセだったんだねと、
並んだ前後の名も知らぬ人と、
なぜだか笑顔でほっこりした。

夜は静かだった。
停電してるから、
家電の待機音がしない。
車が通らないから、
走行音がしない。

ふと外を見ると、
いつもの街は真っ暗だ。
真っ暗過ぎて、
見たことの無いこの星空。
今を少しだけ忘れられた。

テレビっ子だから、
日常に音がほしかった。
音を出す唯一のラジオは、
やがて消してしまった。

沿岸地域の津波被害、
聞いたことのない文章で、
淡々と延々と流れている、
気が滅入った。

頭の中で想像できる美しい沿岸は、
言葉のプロによってリアルにその、
変貌ぶりを伝えてくる。

ラジオを消した。

明くる日は太陽が眩しかった。
朝日に抱く初めての感情を得た。
ひとことで表せない感情だった。

自分はまだ恵まれている。
もっと大変な人にも、
その均しい光で、
その感情を与えてほしいと思った。

そして、名前を決めた。

今年13才の君は、
私の13才と変わってしまった世の中で、
自分をしっかり持って生きている。

変わっていくのは抵抗がある。
永遠に続けばと思う。
でも変わっていくものなんだ。
だから今この時間を、
大事にしようって思うのよ。

っと、家でダラダラとアマプラ見ながら書いたnoteでした。

だめだ、ワンコ散歩いこう。

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