ウユニ田
日暮れ前の帰り道、
田んぼの景色で止まってみる
気温は10℃の冷えた1日。
10月の10℃と5月の10℃は違うな。
何年も生きてそんなこと考えてる。
桜が散って、カエルが鳴けば、
季節は豊かに若葉をまとう。
自然ってすごいよなぁ。
このときのために、
冬はじっとして蓄えるんだろうな。
境界の、上と下が同時に動いて、
風に流れて、雲が夕日に混じっていく。
みんなこうして、
うまく交われば良いのに。
脳裏に今日を浮かべて、
夕景をうらやんでしまった。
力量なのか、熱量なのか、まあ、
足らないことは、足らないんだから、
無理に足そうと考えない。
春のような日もあれば、
夏のような日もあって、
朗らかでいられる秋の日もあれば、
口を閉ざしたい冬の日もあります。
1日で四季が来るときも、
もちろんあって、
そんな時はめっぽう消耗します。
私は元気なようでいて、
心の四季で生かされている。
こう思えるのも、
今があるのも、
みんなのおかげです。
数秒の邂逅、
思いめぐらせスッキリ出来た。
やっぱり、
自然ってすごい。