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登山部🌸

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私の好きな山『早池峰山』のお花を含めた登山記録や、歴史、宗教、文化、不思議な出来事など、自分で調べたことをこちらにまとめていきます。
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#山登り

100年前・お花を巡る物語り〜牧野富太郎が繋いだ須川長之助の功績とマキシモビッチの想い〜

牧野富太郎のことは、多くの方がご存知のことと思います。 このnoteは、現在の岩手県紫波郡紫波町で生まれた農家の長男で、植物学者・マキシモビッチ(マクシモービチ)との運命的な出会いによって、植物界に大きな功績を残した「須川長之助」の物語です。 ■幕末・開国・明治維新〜激動の時代に マクシモービチというロシア人の植物学者は、牧野富太郎ら明治初期の日本の植物学者からとても慕われ、多くの人を育て、現代の植物相の礎を築いた方です。 時代は幕末・開国・明治維新。サムライ文化から

【登山】霞露ヶ岳〜海抜ゼロからブナの森を抜けて〜

霞露ヶ岳と書いて『かろがたけ』と読みます。地元では『オカロさん』と呼ばれ親しまれているようです。 読み方の難しいそのお山は標高514m、三陸・山田町の船越半島の最高峰、山田湾から右手に見えるこんもりしたお山です。 登山ルートは、 海抜ゼロメートルの漉磯海岸の登山口からアクセスしました。 ここに来るには集落を抜けて数キロ細い山道を走りますが、携帯の電波が入らない。何かあったらあの民家まで歩きだな、などと考えちゃいます。 気持ちは慎重、行動は行き当たりばったりな性分が祟

【登山】花びより・真夏びよりの岩手山(馬返しコース)

早池峰讃歌をnoteしておきながら、朝起きたときの気分で岩手山に登ってきました。2024/06/22(土)の記録です。 汗だくの樹林帯を抜けて眺めの良いザレ場の旧道に出ると、容赦無い太陽の熱波に息も絶え絶え。でも標高を上げるほどに気温も下がり、念願の爽やかな風も流れ始めて、気持ちにゆとりを持てたのが六合目でした。 八合目まで来ると、お鉢の迫力が増します。 つづら折れのような道跡も無く、とにかく滑る。ふくらはぎが伸び切って硬くなるので、たまに休んでストレッチ。多くの人が反

2021-09-04 山と出会いと

先日、早池峰山を登っていた所、とても風の強い日だったのですが、もう立っているのもやっとの感じでした。 あぁこんな日も良いものだなぁと、もしかしてドSなのかと自分をからかいつつ、龍ケ馬場に至りました。 さらに勢いを増す風の音に混じって、なにやらボー、ボーという音も聞こえ始め、ついに俺もおかしくなったかと本気で思いました。 というのも、今回の山行の前に、カミさんが心配するほど、早池峰山の歴史や伝承、地形や植生を狂ったように勉強してまして、そのせいで気が触れて見えないものが見

日曜朝は美味しいコーヒーで☕

山登りを初めてから、山頂でビールを飲むのが楽しみの1つになりました。帰りは、酒気帯びなんですよね🚙。時代じゃないと、今は反省です。。 そんな変化もあって、山頂での楽しみはビールからコーヒーに取って代わりました。最初はインスタント。やがてドリップパック、そして豆から挽くコーヒーへ。 Amazonでコーヒーミルを購入です。 豆を挽く粗さも調整できて、メンテナンスも楽なスグレモノ。 お山の山頂で、ガリガリと豆を引いて、遠くを眺めながら頂くコーヒーは、泣けるほどに贅沢で感動の