最近のふたり。
これは癖のようなもので、文字にする時、言葉にする時、人間でなくてもひとり、ふたり、とカウントしている。
いつ頃から1匹、2匹と言わなくなったかはわから無い。否定をする訳じゃなく自分の中で落ち着くのがひとり、ふたり、さんにん、というひらがなでのカウントの仕方で、人間自体の人数をカウントするときは1人、2人、と漢字になる。
最近のふたりは顔を合わせるとすぐにきなこが飛びかかる。きなこは小柄で軽いのでとても飛ぶ。ハムスターって意外にもジャンプ力があるのをきなこと暮らして初めて知った。
もちは身体が重たくて基本的にジャンプというか、ポテっと落ちる感じ。見た目の割の割に自分からきなこには仕掛けていかないで私の手の中に隠れるのをおぼえたみたいだ。大抵飛びかかってきたきなこのガブリ、が私の手を直撃してきなこをゲージにもどす。
きなこはナワバリ主張がとても強い。対してもちはそうでもなく、どこに行くにもそろりそろり、できれば私の服の何処かにひっついていようとするのでナワバリより安全圏が大事なようだ。
もちのお気に入りの場所。
(大抵ここからもちと交流している。)
これはいつ飛ぶか悩むきなこ。
(君は飛ぶより穴を掘る生き物なんだよ。)
きなこはとにかく自由を求めてる気がする。手で包まれるより肩や背中辺りをぐるぐるして耳元にきて「なに?」って聞くと何か喋っている。多分、部屋に放ってくれって言ってる気がする。いつか電気のコード類や家具家電の隙間を安全仕様に改善できたらね。部屋んぽしましょうね。
腕に張り付くおもち。