【2】サロン認知を効果的に高める❷
自社サイトは勿論の事、SNSは無視出来ない時代背景です。既にPCからのインターネットアクセスよりも、スマホ(モバイル)によるインターネットアクセスが圧倒的に上回っているからこそ、選ぶべき情報発信アプリは考えなくてはならない。
そこでまず関心を抱くのは、「どのアプリが一番アクティブ率が高いのか?」である。調べたところ日本人の人口をカバーする勢いに迫るのが9500万人アクティブユーザーを誇るLINEである。私の母親に至っては、LINEはアプリだと思っておらず、LINEはLINEだと思っている程、生活に馴染んでいる。
まず、このLINEを軸に情報発信を行う方法を検討すべきと考える。その上で、どのような情報発信が好ましいのか検討すべきである。ここ最近のユーザー思考としては、興味関心のない情報には見向きもせず、一瞬にして離脱する事である。
自サロンで、もっとも伝えたい事とは一体何かを決め、その事に集中して情報発信を行う事が、良い傾向の様だ。たまにサロンオーナーが、どこかのレストランで〇〇を食べたとか、こんな車を買ったとか、ぶっちゃけどうでもよい。そんな自慢師の情報を見て「あっ!このサロンに行こう!」とはならない。個人で勝手にやってくれと言う気持ちになる。
お客様は、何度も言うが賢い。
自分が欲しい情報は一体何かについて、深層心理に持っている事が多い。だからこそ、「何だかわからないが、このお店好き」「何だかこの人に共感できる」等、瞬間的に無意識だが判断されている事が多い。
そして、営業的な視点なSNS程見飽きるものはない。
お客様が欲しい情報は、自分の抱えている悩みが、その商品やサービスを受ける事で、なぜ解決出来るのかという論理的な情報であり、パッケージ書いてあるような、誰でも読めば分かるような情報は求めていない。
だからこそ、メーカー主体の勉強会に参加する事で、極めて論理的な情報を得る事で、学んだ人でしか発信出来ない様な内容に興味や関心を抱くのである。
ただ、顧客視点になって考えるというのは、言うは易く行うは難し。可能であれば、専門的なプロと相談しながら、どのように情報発信すれば良いのかを一緒に考えて行う事をお薦めします。お金が無駄と考えて、時間と思考をお客様のお肌悩み以外に使う事の方が、大いなる無駄である。
「今、〇〇が売れてます!」「〇〇さんも使っている大人気商品!」ぶっちゃけどうでも良い。その人自身が感じ、その人が採用した理由が知りたいのです。なぜなら、そのサロンや、その人から営業を受ける事になるからである。
ひと昔前は、難しい事をお客様に話しても分からないと言われていた時代もあった。確かにその通りだった。しかし、興味のある事、分らない事は、直ぐにスマホで情報を確認し、成分名まで覚え始めているお客様にしてみれば、今のサロンのSNSはチープとしか言いようがない。
目覚めるべきは、現場の人間である。
厳しい表現をしているが、その事に気付き、発信内容を大きく変えてきているサロンや施術者も増えてきているのも確かである。専門的になればなるほど、コアなお客様がファンになってくれるものです。
知らない事を、ただただ知りたいのです。
その顧客心理を掴めないと、取り残され、従業員だけしか見ないSNSに成り下がるのだと思う。お客様は、素直です。
LINEをベースにする場合、お客様管理も可能な複合型システムであるLINYが私のお薦めである。
漫画やアニメで、その理由をまとめてくれているので、分かり易いので一度は見ても良いだろう。なお、S2C.Labでは、LINYをサロンに取り入れる場合の最適な利用方法を研究しているので、ぜひ下記の公式アカウントから相談して頂ければ無料でご案内もしています。
一つの軸に、複数の情報発信ツールを紐付けておくことで、各ページの流入経路も分析が可能になるので、情報更新する際は、反省を活かす事が出来るので、無暗に修正するリスクが軽減されるのが特徴だ。
繰り返しになりますが、お客様に届けるのは、お客様が求める情報を正しく伝える事にあります。その方法を、論理的に考えてこそ、効率的にサロン認知が広がると思われます。
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主宰 森川 慎也