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小売店運営「進化する事」と「変化しない事」の両立。

先日、以前から知り合いのエステサロンオーナーと、これからのサロン運営についてお話する機会があり、互いに意見を出している際

「自分たちの強みが分かっていないままに、サロン運営されているケースを多く見受けられる」

という言葉に考えさせられました。
正直、私自身も、自分の強みが何であるのか十分理解している訳ではありませんが、この事を改めて考える事によって、次の一歩が踏み出せるような気がしてなりません。そこに”独創性”があり、そのお店のオリジナリティが何なのか、教えてくれるような気がするのです。


最近、好きで通っている一軒のケーキ屋さんがあります。
そのケーキ屋さんの名前は「Masahiko Ozumi Paris(https://masahiko-ozumi.com/) #masahikoozumiparis 」です。

好きな理由として、シンプルに美味しい事と、楽しい事です。

ケーキと聞けば、よくイメージされがちなショートケーキに類したケーキを想像される方が多いように思います。このケーキ屋さんでは、一瞬ケーキ?って疑問を与えるような衝撃的なインパクトがあります。

ショーケースに並んだ独創的なケーキの数々

このショーケースを見ていて、しばらくした後に気づいたことは、フルーツが乗っていない事に気づいたのです。

ケーキと言えば、色鮮やかなフルーツが沢山乗っかっているイメージが強かったのですが、そのイメージを覆したケーキでした。ただ、フルーツが無い分、クリームで胃が重たくなる印象を抱いたのですが、これが食べてみると程よい甘さと、しつこさが無く、それでいて感動を与えられ「目で楽しみ、食して感動する」という不思議体験をさせて頂けました。



常識を再定義し、新発想を生み出す”独創性”

自分の強み、あるいはお店(サロン)の強みを再確認し、業界の常識的な概念を一度忘れる事で、そのお店でしか体験出来ない特別な価値が生み出される様な気がするのです。その強みから生み出される「進化」が、どの業界に置いても、求められているように感じます。

SNSを見ていて時折登場する広告に、ブランディングやマーケティングという言葉をよく目にします。如何にしてお客様を増やし、如何なる印象をお持ち頂くかについて、注視されがちで、サービスの本質よりも、ラッピングに意識が強すぎる傾向にあるように感じます。

改めて、何が強みであるのか、そして、その強みは誰を幸せにする事が出来るのかを、整理整頓してみても良い様に思います。

そして、その新たに生み出されたサービスを、安定的に供給する事が、次に大事な様な気がします。


"安定した独創性の供給"による”安心感の提供"

常にアイデアを出し続け、人々に愉しさを提供する事も大事ではあるが、もう一方として、お客様が好んだサービスを、どれだけ安定的に供給し続ける事が出来るのかについても、同じだけ重要と考えています。

上記のケーキで言えば、来店の度に、全商品が創作され始めると、お客様がその速度に追いつけず、お客様を安定的に獲得出来ない側面があると思っています。故に、代表格となるサービスを定着させてこそ、そのお店の信用や信頼に影響してくるのではないかと考えます。

「あれが食べたい!」と思った時に、お店が開いていて、食べたいモノがある。

1周年開店前のMasahiko Ozumi Parisさん


「進化する事」と「変化しない事」の両立

・常識を再定義し、新発想を生み出す”独創性”
・"安定した独創性の供給"による”安心感の提供"

この2点の事から、進化する事と、変化しない事の大切さが、小売店に求められているのではないだろうかと考えます。もしかすると、小売店以外にも言えることなのかも知れません。


売上が低迷したり、新しいサービスを始めたが上手くいかない事ってあると思います。その時に、大きく改良するのではなく、そもそもの資源と強みを分析し直し、とにかくやり続ける事が大事なような気がします。

短期的な視点で見ず、長期的な視点に置いた時、この様な考える事や模索する機会が生まれる利点を、大切なプロセスとして、心穏やかに向き合える基礎力を同時に高める事も、重要なのかも知れません。

焦りは禁物です。


著作
44310(SISISANTO)
代表 森川慎也

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44310(SISISANTO)_SHINYA MASA MORIKAWA
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