生涯スキンケアに使う総額は?自サロンでどれだけ利用頂くのかを考える「LTV(ライフタイムバリュー)経営」
プロローグ
私たちは、髪が伸びると自然と理美容室に通ったり、場合によってはご自身で整えたりしている人もいるように、日頃のスキンケアで何かしらの取組を行っている人は多いと思います。髪は伸ばしっ放し!スキンケアは何もしない!と言う人は殆どいないと思います。そんな中で、疑問に思う事があります。「私達は、生涯スキンケアに対して幾らのお金を総額支払っているのか?」という事です。そして同時にこんな考えが過ります。「もし、その生涯利用するスキンケアの総額を、自分のサロンで購入して下さるにはどうしたらよいか?」
S2C.Labでは、この事について真面目に研究を行い、実現可能なプランを独自に考察し、これからの美容サロンあるべき姿、取組むべき課題を明確にする事とする。
お客様は、生涯に何件のサロンに通うのか?
私自身、思春期から自分で理美容室を選んで来ました。初めて通ったサロンに、今現在も通っているかと聞かれると異なります。あくまで一説ではありますが、理美容室は25万件、エステティックサロンは1万5千件が存在し、美容業界は飽和状態にあると言われています。規模の比較として、北海道から沖縄まで国内に存在する信号機の数の総数は約21万機(出典:国土交通省発)なので、如何に美容産業の規模の大きさを理解頂けるのではないでしょうか?
※美容業界の飽和状態について論述した記事は、下記の「過去の成功体験が成長と進化を止めている」をご参照下さいませ。
毎年、毎月、新しいサロンが親しみ慣れた街に新しいサロンが開業したり、学業、就職、転勤、結婚等を機に、新たにサロンを選んで通い直したり、人生の中で店舗を変える事は、ライフイベントの変化に応じて良くある事です。
実際に、世代別に来店店舗の定着年数を調査したデータが存在します。
この出典データを基礎値として、美容サロンで教えて頂いた化粧品を生涯利用頂く事を大前提として、仮説シュミレーションを下記に行う事とします。
生涯に利用するスキンケアの総額は?
=16,848,000円也
前提として、17歳~70歳迄の利用期間、月間の利用額を26,000円(内訳は図式内解説)とし、上記で紹介した定着率をシュミレーションを行うと、その総額は約1,700万円に届く金額となります。
上記グラフをご覧頂くと、不特定年齢で売上の起点に➀~⑩数字があります。これは世代別定着年数をシュミレーションすると、凡そその年齢でサロンを変えることとなり、17歳~70歳の間で10店舗のサロンに通うことになります。
➀のサロンでは、お客様にお伝えしたスキンケア商品を、自店舗で使って下さる金額は”936,000円”に対して、⑩のサロンでは定着年数が伸びる事で、ご利用頂ける金額は"3,120,000円"になり、ターゲット世代によって、一人のお客様が、自サロンでご利用頂ける金額は大きく異なります。
しかし忘れてはいけないのは、このシュミレーション上お客様は、生涯に総額約1,700万円を自身のスキンケアに使っておられるという事です。
そこで、ライフタイムバリュー経営に着目し、サロンの持続可能経営を改めて考えて、実行する事で、経営年数が長くなればなるほど、経営負荷が軽減され、また長く働いてくれる人材に対して、その恩恵を提供する事が可能になります。
長く働く事の愉しさ、未来への豊かさを感じ、信じて経営出来る道筋を立てる為にも、ライフタイムバリュー経営は、今のトレンド上必要不可欠であり必須です。
では、実際にライフタイムバリュー経営を行う為に、必須な戦略と戦術について下記に解説していきます。
S2C=OMOを受け入れ、対処する。
まず、S2Cとは"Salon to Customer"を省略した名称であり、その考えの基軸はD2Cにあります。この事は、下記の記事を参照下さいませ。
最近では、OMOという言葉とリンクするとも考えます。このOMOとは、"Online Merges with Offline"の略語であり、直訳すると「オンラインとオフラインの融合」を意味します。 よりわかりやすく説明すると、ネット(EC)と実店舗の垣根を無くし、消費者の購買意欲を促す施策を意味します。 商品やサービスに実際に触れることで、得られる顧客体験を最大化させる目的があります。
超簡単に言えば、「ネット通販しましょう」と言う事です。しかしそう簡単ではないのが、美容サロン業界です。その難しさを理解している人は、このS2C=OMOを活用し、現在のステージから抜け出す事が、より速いと思われます。
なぜなら、理解出来ない事は、実行できないからです。
まず、下記の論文記事を熟読頂き、知って理解頂くところから始めて頂く必要があります。
この記事を読んで頂く事で、ライフタイムバリュー経営の核となる考えが湧いてくるのではないでしょうか。
そして次に、この論文記事を読んで頂く事で、具体的にどうすべきか、実行イメージが沸いて頂けるのではと考えています。
つまり、消費者の立場や視点になって考えた時、何が必要で、何が便利なのか分かるのです。しかし、多くの経営者は、資金や能力、人材不足を理由に、一歩前に進めないでいる方を多く見て来ましたが、踏み出してしまえば、何に悩んでいたのか、今度は逆に不思議に感じてしまうでしょう。
それだけ、人の心や頭に、デジタルをツールにする事への難しい先入観や固定概念が、蔓延っているという事だと思います。一種の幻想や幻の様なモノだと捉えて、意味不明な勇気を持って、一歩踏み出す事が大切です。
LTV経営に必要不可欠なツール
いくつか存在しますが、残念ながらこの事を文字で解説する事は、困難を極めると言っても過言ではありません。なぜなら、世の中に教材となるマニュアルやセオリーが存在しない為、一つ一つのサロン様に応じたやり方や、実現可能なツールを選択する必要があります。
よってこの先の答えは、2択となります。
1,自ら考え、答えを探す。
2,S2C.Labに直接聞いて、試してみる。
という、営業とも取れる選択となりますが、既にメンバーシップに参加頂いていますので、新たに私達から必要が発生する事は御座いませんので安心して下さい。
ただ、私達で用意出来ないコンテンツについては、そのコンテンツを提供する側の会社様との間で、売買契約等は必要になるかと存じますが、それも強制ではありませんので、重ねて安心頂ければと存じます。
もし、『2,S2C.Labに直接聞いて、試してみる。』を選択された場合、下記の手順を追って、私達にオファーして下さい。オンラインによる相談を行わさせて頂きます。
皆さまのお役に立てられることを願っています。同時に、皆さまと関わるお客様が、経済的な健康を手に入れ、人々の笑顔に貢献される事を、心から期待しております。
S2C.Lab
主宰 高山大樹