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「知識」と「行動」が一致するのは、当たり前のはずだけど…
ミヒャエル・エンデの「モモ」。有名ですよね。けれども、読んだことがありません。
その代わり、「エンデの遺言」なら何度も読みましたよ。
この本を読んで、色々考えたことをまとめたいなぁ、と思っていました。そんな時、こんな企画を発見。
これが、「あなたへのおすすめ」ということで、何度も出てきたのです。ご縁を感じて、今回まとめてみました。
エンデが心配していたこと
みんな大好きな「お金」。けれども、その性質があだとなるのでは?エンデはずーっと前から心配していました。
けれども、それを直球で伝えても、私たちに伝わらないとわかっていました。正常性バイアスがかかった人には、正しいことが「ウソ」にしか聞こえないからです。
だから、真実に裏付けされたファンタジーで、広く深く、私たちに訴えようとしたのです。
どんなことを心配していたの?
具体的に言うと、
今日のシステムの犠牲者は、第三世界の人びとと自然にほかなりません。このシステムが自ら機能するために、今後もそれらの人びとと自然は容赦なく搾取され続けるでしょう
第三次世界大戦とも表現しています。そのぐらい、金融システムによる地球破壊が想像できていたのでしょう。
それは領土や宗教をめぐるものではなく、われわれの子孫を破滅に導く時間の戦争です
こんな事態が想像できるのに、みんなは経済成長まっしぐら…エンデは頭を抱えたと思います。
原因は「おカネ」の仕組み
エンデには、その原因がはっきり分かっていました。
現代の金融システムの根本に、大きな問題があるのです。
たとえば、昔の日本では「お米」がお金。お米は腐るじゃないですか。本来、お金は減るんです。
けれども、最近のお金は増えてばかりです。経済も成長しないとまずい、と言われます。それって、変じゃないですか?
だって、地球は有限ですよ。「質量保存の法則」ご存じですか?地球上の物質すべてに値札をつけても、それ以上資産は増えないでしょ?
付加価値で増やす?それは本当に「価値」があるんですか?
「使用価値」がないモノに、ゴテゴテ余計なモノをつけただけじゃないですか?そんな「使用価値」のないモノで、環境汚染されて、CO2増やされたんじゃ、たまったもんじゃありません。
エンデはずばり、こういうことで地球が汚染され、子孫が困るのでは?と心配していたのです。
カンタン!対応策はコチラ
じゃ、私たちはどうすればいいの?
本当にカンタンなことです。増えるおカネの経済が間違っていることを認めて、経済成長を否定して、物事の「価値」を見るのではなく、「使用価値」だけを見ればよいのです。
だから
安いから、海外から食べ物を輸入する
カンタンだから、加工食品を利用する
便利だから、何でも家電製品にしてもらう
月に数回しか乗らないけど、自家用車を持つ
同じ形で色違いのカバン、靴、服をたくさん持つ
こんなことには「使用価値」がありません。すべてやめればいいのです。
……けれども、政府がいきなりこんなことを言ったら、暴動が起きますね。だから、エンデはファンタジーに思いを込めて、私たちが気が付くように促したのです。
法律で気候変動は抑えられません。私たちが「これは自分事だ!」と気が付かないといけないのです。
だから、今はその練習だと思って…
「自分事」ととらえるためには、正常性バイアスを解かなければいけません。
これだけ異常気象が続くのに、正常性バイアスが解けないアナタ!まずは、「正常性バイアス」というモノに気が付く練習をしましょう。
新型コロナ、2020年から私たちの生活を激変させています。最近オミクロン株というのが出てきたそうです。
で、いわゆる「武漢ウイルス」から作られたワクチンを3回打とう!とか言っていますが。
今までのインフルエンザワクチンを思い出してください。毎年流行する株を予測して、ワクチンにしていたはずですよ。
毎年、厚生労働省指導の元、そのシーズンに流行が予測されるウイルスに合わせて、インフルエンザワクチンが製造されています。予測技術は高まってきているものの、上記記載の通りウイルスはどんどん進化し、製造されたワクチンが対象にしていたウイルスとは別のウイルスに進化してしまうこともあるため、「今年は当たった」「外れた」のような話が出てくるのです。
オミクロン株に効くわけないと思いませんか?
まずは、身近なコロナ対応を見直してみましょう。
もし、「減らないおカネ」に踊っている人が見えたら、アナタの正常性バイアスが解けた証拠です。
自分のブログでは、もっとエンデについて書きました。コロナ抜きで、生活のことを真剣に見直したい方はコチラをどうぞ。
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