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イテレーション:春と修羅(No Man's Sky 8周年記念)
わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)
これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と鉱質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
みんなが同時に感ずるもの)
ここま
俺とTwitter~あの頃の自分に捧げるレクイエム~
イーロンマスクかTwitterを購入し、Twitterがそろそろ死にそう(とみんなが言い始めて一ヶ月経つが)なので、過疎SNSになってマスクと我々の墓場になる前に、私がTwitter始めた時の思い出を書いておこうと思う。これはTwitter史を総括するものではなく、2010年代の個人の備忘録であり、あの頃の自分に捧げるレクイエムであり、イーロンマスクと俺と、フォロワーの墓の副葬品だ。
Tw
嘘つき男の最後の真実
嘘つき男の最後の真実
矢持 奎
夜の大阪の町は、むせ返るような熱気に包まれていた。俺は汗ばむ手で、肩からずり落ちそうになる旅行鞄を戻した。
「こう蒸し暑いと嫌になるな、長谷川君。東京はもっと暑いのかね」
「どうでしょう……予報では、雨は降らないと」
隣で鞄を引いている一つ下の後輩、長谷川君はその端正な顔に苦笑いを浮かべた。
「しかしこの気温だ、双葉の奴茹蛸になってるんじゃないかね」
「双葉先輩は
市営の事務に入会することになった。目指せムキムキのオタク。
一太郎、殺すぞ!!!!!!!!!!
坊主にしようと思ったけどまだ人間性への執着があってただの短髪になった。執着を捨てろ。人間性を捧げろ。