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しわくちゃになっても13番のユニフォームを着たい

20211128

こんにちは Meerです。

#もしも叶うなら

プロバスケットボールの試合会場では、ファンが応援している気持ちを表すひとつの手段としてユニフォームを着るというものがあります。
選手は、自分のユニフォームを着ているファンを見ると応援されている、と自覚しモチベーションが上がることもあるそうです。

そんな中、現在チームに所属していない選手や引退した選手のユニフォームを着ているファンもいます。
永久欠番になっている超有名選手からチームのファンでさえ忘れてしまっているような選手まで色々ですが、恐らくそのユニフォームを着ているファンにとって特別な思い入れのある選手なんでしょう。
ファンの数だけチームや選手との関係・想い出があるのだなと、思う光景です。

まだユニフォームが届いてなかった12月の富士川

私は今までナンバーの入ったものは13しか持ったことがありません。
自分が好きで応援している、と言うよりもチームを応援するために東さんを応援すると決めてから、じゃあ全部を東さんに注ぎ込んでみようと本当に何となく、思いました。
ちっぽけで安っぽい私なりの義理。
私にしか分からない謎の感情。
これをこれからもずーーーっと持っていたいなぁと思うわけです。

人の死は2回あると言いませんか?
1回目は身体が終わりを迎え物理的に死ぬ時で2回目が生きている人が亡くなった人の存在を忘れてしまう時。
肉体的な死と精神的な死といったらいいかな?

私、これは表舞台に立つ人も同じだと思っているんです。
アイドルも俳優もアーティストもクリエイターもプロスポーツ選手も、みんなそう。
表舞台に立つ人としての人生の終わり。
選手を引退する時が肉体的な死で、選手としての存在を世間から(身内以外から)忘れ去られる時が精神的な死。
だから私は13番のユニフォームを着続けることで、その精神的な死をずっとずっと先に引き伸ばしたいんですよね。
あなたがいたことを覚えている人間がここにいますと、あなたがあなた自身のことを忘れてしまってもここに私はいるんですよって。
そして私以外の誰かにも東さんがいたことを覚えていてもらいたいんです。

そんでもって隣の席に座った見ず知らずの子供に「13番なんて居ないじゃん!」って言われたらこう返すんです。
私が昔大好きだったプレーヤーがいたのよって。
背中が広くて背は低くてごつくて腹立たしいほどファンサをしないリバウンドがめっっちゃかっこいいディフェンスの上手な選手が昔居たのよって。
彼はね、背番号が13番だったのよ、って言うんです。

私がおばあちゃんになるまでベルテックス静岡というチームが存在してくれているかは分からないけれど。

もしも叶うなら私がしわくちゃになっても13番のユニフォームを着たい。

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