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営業をやってて思う、“人と仲良くなる”ための秘伝のタレ

40’s Biz talkは法人営業やBtoBマーケティングが専門の40代男性2人、杉本浩一柳澤大介がお届けするポッドキャスト番組。

音声番組の内容を読みやすく要約してnoteでお届けしています。第27回は「人と仲良くなる秘伝のタレ」です。

サマリー
・杉本さんが1人で飲み会を盛り上げている場面を目撃
・営業の習性として、人の役に立つために盛り上げがち
・自分の“配役”を意識してスイッチを切り替えるべし


それでは、本編の内容をお届けします。


大規模なイベントや飲み会への苦手意識

柳澤:今回は「人と仲良くなる秘伝のタレ」っていうテーマで話したいんですけども、これは杉本さんに相談したくて。僕は苦手なんです。

営業としてお客さんと仲良くなるのは比較的得意なんですよ。なぜかっていうと、一日中お客さんと一緒にいるわけじゃないし、限られた1時間とかじゃないですか。限られた時間で相手の心を掴むのはけっこう得意なんですけども。

でも100人ぐらい集まるイベントとか、大人数の飲み会がめちゃくちゃ苦手なんです。

杉本:ちなみに私も大規模なイベントは苦手ですよ(汗)。そういうところで仲良くなるのは、実はあまり向いてないです。

柳澤:そうなんですか? なんで杉本さんに聞きたいかっていうと、僕たちが初めて出会ったきっかけでもあるんですけど、田端さんが6年くらい前に「田端大学」を始めたじゃないですか。

杉本:はいはい。

柳澤:僕たちは一期生で、一番最初に渋谷のCAMPFIREのオフィスを借り切って2時間ぐらい勉強会をやって、その後で懇親会があったんですよね。

でね、いまでも鮮明に覚えている出来事があるんです。

懇親会は任意参加なので、帰る人もいれば残って話す人もいて。みんな初対面なわけです。

その時、杉本さんが中心にいて、一人でワイワイいろんな人とおしゃべりしてるんですよ。それが僕、すっごい衝撃的で。杉本さんのことは誰も知らないんですよ。もちろん僕も知らなかったし。

誰だ、この人はみたいな。50人くらいの中心にいるわけですよ。で、めっちゃ笑いを取ってるんです。あまりにもインパクトがすごかったので、遠巻きに見てたら、どうやらLINEの人らしいぞって。

なんだか田端さんともつながりあるっぽいぞ。しばらく見てたら、どうやら田端さんの部下なんだ、と。なんで毎日一緒にいるのにここに来てるんだ?っていう、謎もあったんですけど。

その時のイメージがすごく強いんです。僕はそういうのすっごい苦手なんで。

杉本:なるほどなるほど。そういう意味か。

営業としてのサービス精神で盛り上げがち

柳澤:だから、杉本さんは大人数の交流会が得意なのかなと思って。

杉本:あーなるほどね。その時、僕は田端さんの部下だったからよく田端さんのことを知ってるし、沢山のエピソードを持ってるわけなんで。せっかく皆さん、田端さんに興味持って集まったんだから、皆さんが興味ある話をしようかなと思って。

田端さん関連の面白い話とか、そこから紐づいてくる営業の失敗談とかを話して、その場を盛り上げたいなっていう。

皆さんせっかく集まっていただいた場なんだから、その方がいいかなと思って。まあ落語みたいな感じで、いろいろな話をしてたんです。

そうしたら皆さんが聞きたい聞きたいっていう感じで集まってきたのが、たぶんその輪になったのかなと思います。

柳澤:じゃあ杉本さんとしては、上司の田端さんが田端大学始めましたと。で、一発目のオフラインイベントを部下として盛り上げたいっていうサービス精神でやってたんですか?

杉本:そうそう!あの時はそうでした。

柳澤:杉本さん的にも意図して盛り上げてたんですね。

杉本:あれは意図して頑張ってたっていうのもある。ただ、完全に作ってたわけではなくて。私自身も面白い話がある時は、人を楽しませたいっていうモチベーションはあるので。

かつ、あの時は田端さんの場だったから、せっかく彼のことを知ってるんだったらみんなが知りたいであろう話でもするかって思って。

でも、それは田端さんの場とかじゃなくても、至る場でそういう心持ちでやってはいますよね。

柳澤:なるほどね。いやてっきり、元吉本興業の人なのかなとすら思ったんですよ。

杉本:そうなんですね(笑)。盛り上がってた感じは、いま思い出しました。

柳澤:そう。僕からしたらけっこう衝撃的で。田端さんのところに輪ができて、田端さんがワイワイやってるならまだわかりますよ。

杉本さん目的で来ている人はいないんですよね。でも変な話、田端さんを食ってるわけですよ。田端さんも輪に入ってきて、一緒にワイワイやってるんですけど。

杉本:なんだお前は、みたいなね。

柳澤:僕からしたら、「オフライン版、田草川」ですよ。

杉本:ああ、そうですか(笑)。これ営業にも通じるかもしれないんですけれども。商談に行ったら、人の役に立とうとなりますし。懇親会だったら、自分が中心になる場じゃなくても、せっかく話す機会があったら、何かまわりの人のためになりたいですね。

スイッチの切り替えと、アクセルの入れ方

杉本:僕はお酒を飲む時に大事にしてることがあるんですけど。記憶には残らないけど楽しかったねっていうくだらない話をたくさんするのが、良いことだと思っていて。

だから懇親会とかお酒が入ったところでは、そういう心持ちでいるんです。

これが秘伝のタレかもしれないですけど。ビジネスとかは抜きにして、「よくわからないけど楽しかった」みたいな感じのことを積み重ねていった方が、結果的にいろんな人と仲良くなれる気がするんですよ。

柳澤:あぁ、そうなんだ。振り返ると、その後、杉本さんと個別に話す機会も何度かあったんですけど。普段はノーマルじゃないですか。

杉本:めっちゃノーマルです。

柳澤:いまもこうやって普通に会話しているし。だからスイッチの切り替えができるんでしょうね。

例えば上司としての田端さんの立場で考えた時に、たぶん会食とかに杉本さんを連れていくとめっちゃ重宝するんだろうなと思ったんです。盛り上がるじゃないですか。

杉本:そういえば会食じゃないですけど、昨日、会社で懇親会みたいなものがあったんですけれども、私がいたテーブルは盛り上がった感じはあります。

もう一人、商社出身の60歳ぐらいの先輩がいらっしゃって、「昭和の飲み会はこんな感じだ!」みたいなことを演じながら、本当どうしようもないネタをやってたんですけど、確かに盛り上がりましたね。

柳澤:それって性格とか資質の部分が大いにあるんでしょうけど、意識していること・気をつけていることとかあるんだったら聞きたいなと思って。

杉本:そうだね。さっきちょっとお話ししちゃったけど、スイッチの切り替えはありますよね。スイッチというよりも、アクセルの入れ方みたいなのがあって。

いまって自動車で例えると平常運転をしてるわけですよ。だけど冒頭の懇親会なら田端さんが来たタイミングで、私は田端さんをよく知っているからアクセル入れられるわけです。

きたきた。そろそろみなさんを楽しませようってモードで、グイッとアクセルを入れるんです。

その場に応じて、サービス精神を持ってどうしようもない話とか役に立つ話を一生懸命するんです。

その時はたまたま私が中心になってたかもしれないですけど、田端さんがメインで喋っている時には愛の手を入れる役割とかね。

自分がどの役割なのかを意識すること

杉本:田端さんがよく言うんですけど、田端さんがビートたけしで、私は高田文夫なわけですよ。

高田文夫って、ビートたけしが話している時の相槌の入れ方がめっちゃうまいんですよ。

「ああそうなんだ」「ほうほうそれで」とかね、「うわあ!それはいかんわ」って演じていると、殿は機嫌よく喋れるわけです。

昔のオールナイトニッポンの高田文夫とビートたけしの絡みを聴いていただきたいんですけど、自分が喋るパターンと人に喋らせる時の立ち振る舞い方。いまでいうとガヤ芸人の合いの手とかかな。

どのシーンで自分はどの役割なのかっていうのを意識しながらやるっていうのは大事で、これは演劇にも通じるんですよね。主役を目立たせるためには敵役が必要だったりするじゃないですか。

敵役は主役の良い部分を目立たせるために、自分の悪いところを出すわけです。逆もまたしかり。

さらに言うと、後ろにいる人にも必ず配役というのがあって。いかに自分が与えられた配役に対してアクセルを入れられるか、スイッチを切り替えられるか。

ちょっとテクニカルな感じになりましたけど、ベースは楽しませようとか、そういうマインドセットが必要だと思うんだけど、どこのタイミングで自分の役割を意識して切り替えるか、じゃないかな。

笑わせようと思ったら、徹底的にピエロを演じるとかね。


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