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もう梅雨明けしちゃった東京なのにエアコン無しでも涼風に当たれる場所がココ (等々力渓谷)

梅雨入りした東京も鬱陶しい太平洋高気圧の圏内も入ったとみえ、まとわり付くような気持ち悪い空気に包まれて・・・・・東京も35度以上をマーク
こんな日にずっとエアコン掛けて家に篭るのもどうかと思うなら世田谷の等々力渓谷で自然の涼風と戯れるひとときなんてどうでしょう?東急大井町線に乗ってしまえば等々力駅、徒歩300mで入り口に到着。さて、本当に涼しい風は存在するのか?

等々力駅から3分でこんな光景が!

そこまでは矢沢川として流れていた何処にでもあるコンクリートの護岸が突然渓谷の雰囲気たっぷりな(区立施設として整備された)散歩道に姿を変えるのだから驚きです。すぐ近くを目黒通りの4車線道路が並行していたり、環八の真下を潜っているとは俄かに信じがたい光景です。

環8の真下にこんな光景が!

ご近所は?といえば世田谷の高級住宅地、でも目に入る光景は豊かな緑と清らかなせせらぎ・・・・

風の音とせせらぎの音、それだけ

東急沿線に住んでいればあっという間にこの渓谷美を我が物にできるのです。もちろん副都心線や半蔵門線沿線の住民の方だって大歓迎!電車を乗り継ぎ、足を運ぶ価値はあると思いますよ。お近くに渓谷がなければね。

環八の手前までは正直、あまり清涼な水質とは言い難かったのが何故か環八の手前あたりからみるみる水質が向上するしてくるから不思議。この辺りには湧水が30ヶ所もあると知ればそれも納得。滝の名所もあるくらいで子供のみならずお母さんだって水に足を浸したくなるのも頷けます。

さて駅からどんどん離れて歩を進めてゆくと、神社があったり日本庭園の広がる芝生の広場や休憩無料の書院があったり、想像外のオプション群にも驚かされます。小高い広場からは多摩川の向こうの(川崎)等々力地区を遠望することができます。


1kmと歩かないうちにお休み処もあり、座敷に上がって注文の品を待つ。クーラーはなく自然風が網戸越しに吹き抜ける。気がつけば駅からここまで汗を全くかいていない!風は爽やか、都心が猛暑に喘いでいたとはまだ知る由もなし・・・

ところてんで一服



さて問題はこの先。渓谷のその先は何処に繋がっているのか?という問題。渓谷美は残念ながらここが終点



ここが等々力渓谷の最も下流部分

再びコンクリートで囲われた矢沢川に戻ってしまいます。しばらくは多摩川と並行するように高級住宅街の一画を地味〜に流れてゆく丸子川と一部が合流、その先は広い多摩川の左岸です。でも、丸子川はその先下流まで多摩川に合流せず、沼部駅付近ではあの有名な桜坂の至近距離も通過します。


周りには住宅しか見えない

さて渓谷の終点付近に最寄駅はみあたりません、目黒通りもいつの間にか行き止まりになっていたりして、等々力駅まで戻るか多摩川通りまで歩いてバス停を探すかしないと家には帰れません。

もし、散歩ついでに買い物もご所望ならばそのまま多摩川堤防を上流に向かって歩けば(運よく通りすがったバスに乗れば)第三京浜をくぐって、程なく二子玉川ライズに到着(2000m)します。このルートは多摩川で人気の花火大会への抜け道ルートとしても有効。今から浴衣を用意して、▪▪▪も今年も花火は中止が決定。なのでやっぱり折り返して駅まで戻ることになるでしょうか?

四時を過ぎる頃には駅周辺にも涼しい風が吹き渡るようになり、今日の猛暑はエアコン無しで快適な1日を過ごせました。ちょいと大阪まで行く所要時間で都内にいながら避暑地体験。紅葉の葉をみつけたので半年後にもまた訪れる機会、確定。
その前にまた避暑にやって来るかも・・・


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