ベストセラー「身辺整理」・・・(うちで)2冊目のモリタク本に驚かされたミニカー収集の鬼
妻がポチッとやって森永卓郎の大ヒット2冊目が我が家に届いた。
終活とは銘打っているものの半分近くは森永卓郎史なのである。ここが実は面白い
大別して仕事史、そしてあの膨大なコレクションに触れたくだり・・・・
ここが一番興味深いのだ。
・実は所沢の森永博物館には私が持っていたのと同じ60年代初頭のマッチボックス製ミニカーが昨日買ってきたばかりのような輝きを放って陳列されているのだ。もう他人のような気がしない。森永少年と同様、私の父もお土産にミニカーを買い与えてくれたが毎日ではなかった。そこが大きな違い。
代わりに読んでいた自動車雑誌を読み漁ることで私は小学校入学前にして活字中毒に染まり始めていた。それはいい。森永コレクションは受験期の空白さえも後日見事に埋め合わせしてギネス級の所蔵数を他っている。一例を挙げれば仕事でもないのに23区の2トン車清掃車が全種類揃っていたり、主なカラーリングの違いはもちろん様々な特別仕様のものも、片っ端から という感じで収集されている。
これらの所蔵品をムック本にまとめたものが、すでに第4集まで発売されている。「森永卓郎 トミカコレクション vol.4(ヤエスメディアムック)」
その掲載写真お撮影の手間だけを考えても大変なものだが、驚くことにこのムック本の版権はトミカにあり、森永氏個人には印税が入ってこないのだという。
しかも掲載にあたって商品名や企業名の載ったトミカでは該当企業にいちいち許諾をとりにいっているというから驚くほどの手間がかかっているのだ。
そんな手間暇かけた労作はおそらく第4集が最後ではないかとはご本人談。
すでに絶版のものはプレミア価格で取引されているらしいので、株より確実な投資物件とはご本人の段を待つまでもない。
・・・・・・と、これはトミカオンリーの話。マッチボックスだのジクだのダイヤペットともなると、もう所沢のB宝館に赴くしかなさそうだ!