2022年Wikipedia 日本語版 100万アクセス越えの著名人トップ174(144名+30組)
クリスマスですね。Wikipediaマニア編集部の三浦です。
今年も独自集計した、Wikipedia著名人プロフィールへのアクセスが100万アクセスを超えた方の集計が終了しました。
2022年 最もアクセス数が多かったのは
・Snow Man(グループ:前年「BTS」)さん
・伊藤沙莉(女性部門:前年「夏目三久」)さん、
・ウラジーミル・プーチン(男性部門:前年「大谷翔平」)さん、
でした。
集計は前年同様、2021年12月1日〜2022年11月30日までの1年です。
毎月Wikipedia日本語版のアクセスランキングTOP1,000を集計し、1万2千のデータを集計し、重複を省くと4,993ページ(約16億アクセス)を独自のカテゴリにわけ集計しています。今年から「人」カテゴリーだけはラング外の月も加えたアクセス数となっています。ちなみに年間の日本版総アクセス数は約150億で、全ての言語だと2,710億アクセスです。
年間100万アクセス越えということは、日比谷野外音楽堂のキャパを毎日満席にし続けている人!そりゃあ注目しなきゃですよね。
人物が今年は174(144名+30組)。引きこもりだった去年は197(160人+37組)と比べると少し下がりましたが、詳細を確認したい方は下記に全データがGoogleスプレッドシート(閲覧のみ可で、シートもいくつかあります)をご覧ください。
▼Wikipedia Japan 2022
それでは、個別にみていきます。まずは女性部門
今年の100万アクセス越えの女性は63名(前年は79名)でした。2022年のTOP3は「伊藤沙莉」「上白石萌音」「黒島結菜」とすべて20代の女優さん。前年のTOP3は「夏目三久」「上白石萌音」「高市早苗」で、上白石萌音さんの安定した人気、凄いですね!
最年少は18歳の「芦田愛菜」で、最高齢は77歳の「重信房子」です。
注目は昨年61位の「中森明菜」さんが今年は20位に。声優では「種﨑敦美」が5位(昨年圏外)、「早見沙織」が7位(昨年19位)、「花澤香菜」が19位(昨年8位)にランクインしています。
職業をみると「女優」が6割越え。続いて「音楽家」「声優」「モデル」「お笑い芸人」「その他」です。
声優では「沢城みゆき」が36位(昨年20位)、「佐倉綾音」が39位(昨年36位)にランクインし、学術カテゴリの「三浦瑠麗」が45位でした。
個人的には、もっと多様性のジャンルの方が上位にくれば良いなと感じました。それにしても、女優さんって綺麗な方、多いというか全員お美し過ぎますね!
続いて、年齢を度数分布図(ヒストグラム グラフ)でみてみます。
TOP3同様で、20代の女優さんが全体的にも多いですね。データを集計するために、すべてのページをみている(全部は読んでいないので「みている」というのが正しい表現?)のですが、知らない方も多かったです。
皆さんは、どれだけの方をご存知なのでしょうか?
続いて、男性部門です。
今年は、2022年ロシアのウクライナ侵攻もあり、1位は「ウラジーミル・プーチン」でした。2位は昨年TOPの「大谷翔平」、3位は政治家の「岸信夫」でした。6位には流行語大賞『村神様』の野球選手「村上宗隆」、ジャニーズ勢からは「目黒蓮(Snow Man)」。昨年2位だった「西村博之」が9位にランクインです。
声優では「櫻井孝宏」が5位に、音楽家では「藤井風」が8位に、28年ぶりにプロ野球で完全試合を達成した投手「佐々木朗希(ささき ろうき)」は22位、北京オリンピックで活躍した「平野歩夢」は24位にランクインです。
私の注目は、35位「鈴鹿央士」と47位「神尾楓珠」の20代俳優さん。です。29位から56位の28名中ジャニーズが6人。サッカーW杯で大活躍の「三笘薫」が48位。著書も話題となった元「井川遥」さんの運転手だった俳優「松尾諭」は49位でした。
年間100万アクセス越えは今年は81名でした。平均年齢は30代後半で、60位の「木村拓哉」って50歳なんですね!。最年少は19歳の「ラウール」(56位)で最高齢は82歳の「麻生太郎」でした。
年齢を度数分布図(ヒストグラム グラフ)と職業別のグラフです。女性より人数が多い分、多様性が少しは保たれている気がしました。
最後はグループです。
30組中、ジャニーズのカテゴリー(含む男闘呼組)9組です。みんな歌って踊れてカッコいい人が好きってことですよね。
前年は、グループは37組。その中にお笑いは「かまいたち」「さらば青春の光」「千鳥」「ぼる塾」「空気階段」「マヂカルラブリー」「3時のヒロイン」「見取り図」「ニューヨーク」「チョコレートプラネット」と10組いたのに、今年はM-1グランプリ2021王者の「錦鯉」と「オズワルド」の2組というのは少し寂しいですね。
私は、「SixTONES」が6人組で、「BTS」「なにわ男子」「ENHYPEN(エンハイプン)韓国」「Kis-My-Ft2」「BE:FIRST(ビーファースト)」が7人組で、「Hey! Say! JUMP」が8人組で、「Snow Man」「TWICE(韓国)」「NiziU」が9人組で、「JO1(ジェイオーワン)」「INII(アイエヌアイ)」が11人組で、「モーニング娘。」が今は12人組あることは知りませんでしたが。
「King & Prince」が5人組で3人が来年脱退するのは報道で知っていました(何自慢?)が「コムドット」「関ジャニ∞」「Sexy Zone」「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」も5人組とは知りませんでした。
もちろん「櫻坂46」が19人組で、「日向坂46」が33人組で、「乃木坂46」が42人組なんてことも知りませんでした。
世の中、知らないことだらけですね。学びます。
【データについて】
Wikipediaページを「人」「作品」「用語」「操作/TOP」の4つに大きく分類しました。
Wikipediaは米国に次ぎ、世界で2番目にアクセス数が多い日本。その日本語版は上記のデータからわかるように最も閲覧されているのが、「人」です。その後はドラマ、漫画、アニメ、映画などの「作品」で、最後に国名、事件、歴史などの「用語」となります。
ジャンル分けは「人」を26種、「作品」を12種、「用語」を16種に細分類したデータしています。集計からは故人やエッチな言葉などは取り除いたデータとなります。
故人は生誕100年以上前の方を「歴史」、仕事1年以内の方を「訃報」、その他を「近年」の3つに分類しています。
ジャンル別だとスポーツは野球、格闘技、サッカー、球技とその他(スポーツ)の5つに細分化していますが、合計するとほぼ音楽家と音楽Gに足した数と等しいことがわかりました。
また一部のジャニーズ事務所出身者も含んでいるジャニーズというカテゴリーはもちろん日本独自で、その数はお笑いGとお笑い芸人の2カテゴリーを足したものより大きく、その影響力の大きさに改めてびっくりしました。
あと、女性部門1位の伊藤沙莉さん。読み方は「いとう さいり」さんだと忘れていたことを思い出しました。
==========
前年の100万アクセス越えの著名人は197(160名+37組)と比べ減少しました。Wikipedia全体のアクセス数は158億から149億に少し下がり、100万アクセス越えは23人減る結果となりました。人口減少及び昨年は外出制限が今年より多かったからだといえるでしょう。
次回は、100万アクセス越えの「作品」TOP50 & 「用語」TOP30 も見たいという方がいたらお申し付けください!
※新卒で芸能プロダクションに入社した身としては当然、ランキングに出てくる方すべて、深く尊敬しています。都合上、敬称略で失礼致しました🙇♂️
【Wikipediaマニア編集部】三浦
この15年間の休日には4,000以上の記事執筆や追記をしています。
この2年はおっさんが時代にどうにかついていけるようにと、平均毎日30以上のウィキペディアのページをみて(隅から隅まで全部は読んでいません)います。
今年はトルコに2週間行ってたこともありトルコ語、他にもフランス語、英語のWikipediaをチェックするようになり、国によって使われ方が大きく違うなと感じています。世の中、知らないことだらけですね!