2024年度「青年部教学試験1級」研鑽のためにのポイント part1「佐渡御書」背景
初めまして。若おばちゃまです。
今回の教学試験は、女性部のおよそ49歳までの若手メンバーも加わり、拡大の一級試験となりましたね。誠におめでとうございます🎉
それでは、まず、私のポイントのまとめ方から説明します。
まず、佐渡御書は、大白蓮華より、1章、6章、10章は省略しているので、省き、背景と大意のポイントを書きます。
次に、各章のテーマを1から10章まで簡潔に示し、各章の具体的な大意を書きます。
余談ですが、各章の読み方の順番は、解説→現代語訳→御文本文→語句の意味という順番です。
それでは、佐渡御書の背景と大意から始めたいと思います。
佐渡御書
背景
佐渡御書は、文永9年(1272年)3月20日、佐渡の塚原にて門下一同に与えられたお手紙である。
大聖人は、前年9月12日、鎌倉にて「竜の口の法難」(斬首刑)に遭い、佐渡に配流された。
竜の口の法難以後、鎌倉等にいる門下から、「なぜ、大聖人は法華経の行者でありながら、このような大難に遭うのか」との疑問にとらわれた。(自分たちにも種々の難が降りかかった)なかには、公然と大聖人を批判する者たちもいた。
大聖人は、難に動揺する門下を心配され、疑念を晴らすため、文永9年2月に「開目抄」を完成された。
「佐渡御書」は内容的にも、この開目抄の結論部分を簡潔にまとめられた御書であるとも拝される。
また、同年文永9年2月に二月騒動(北条時輔の乱·内乱)が起こった。その知らせを受けて著されたのが本抄「佐渡御書」である。この戦乱は、自界叛逆難の予言の的中をも意味している。
大聖人は、いっそう確信を持って不惜身命の信心に励むよう、門下一同を激励されている。
cf.竜の口の法難は死刑に当たり、佐渡流罪はその死刑に次ぐ重い刑。(2024.6.24 加筆しました。)