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何のための旅行?
旅には、目的がある。ある時は、デートだったり、出張だったり、家族の行事だったり。常に外食がともなう美味しい旅行。どれを取ってみても、土地から色々な声が聞こえてきそうだ。
私は、ある時、思い立った。「自分が生まれた場所・育った土地は、自分に最も適していたのか」と。その調査を目的として、2011年3月末から時間の許す限りで一人旅に出掛けるようになった。明るい未来のために。
私は、まず東京駅を散策した。グルグルと何度も店と店の間をすり抜け、疲れたら、カフェで休むという具合に。
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実は、私には、東京駅は、合わなかった。なぜかと考えてみた。名は体を表すから私の名前は、大自然そのもので東洋を思わせる漢字だが、東京駅は西洋を思わせる人工的な利便性を重視した場所だったからか。
結婚を経験している自分は、「嫁ぐ場所と名前の姓は、人生設計においても重要なポイントがある。」と悟った。土地と人の名前の融合。それは、国土にも境涯があり、栄えるかどうかはその境涯に由るのかもしれない。
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しかしながら、私は都会が好きだ。だから、どんどん"東京"に引き込まれていった。合わないから行かないわけではないのだ。単純に流行りなどの先取りは、東京がいい。我が故郷とは数か月の差でも、近い未来を予測出来るという意味では、都会には人生の宝庫が詰まっている。
かえって、自分の住まいにない土地の特色が、私の五感を刺激する。分からなかったことが、解決するのは、まったく無縁だった土地。近づかないなんて、かなりの人生のロスだ。
そして、私の人生探索の旅は続くのだ。