アジャブジュバーンと麻布十番
「アジャブジュバーン」
語尾に“?”がついている感じで、語尾をあげて発音します。
私は、小5くらいまでフランスの挨拶だと思っていました。
なぜなら、私のじーじがそう教えてくれたから。
ある日遊びに行くと、「アジャブジュバーン」という変な挨拶で迎え入れられたのでそれは何かと聞くと、フランスの挨拶だと教えてくれました。
小学生にとってフランスなんて口に出すだけでかっこいいのに、フランスの挨拶まで私は知っている。
そりゃもう学校で友達に言いふらすしかない!
そして私はちゃんと、学校で席が隣の子や友達に得意気に教えてあげました。
もちろん、家族の全員にも教えてあげました。
嬉しくなって、いろんなところで使っていました。
そして小5のいつだったか、テレビを見ていたら「麻布十番」という地名が出てきたんです。私はひやっとしました。なんか聞いたことある響きだぞ。。。。。
そして「アジャブジュバーン」、思い出しました。
私は急いで、じーじに電話をしました。
「昔、じーじ、アジャブジュバーンっていうフランスの挨拶教えてくれたじゃん?日本にある麻布十番と似てない?? もしかして、アジャブジュバーンって麻布十番??」
「そんな挨拶知らないぞ。だけど面白いな、アジャブジュバーンか〜。よく思い付いたなあすごいなあ。じーじも使いたいなあ」
返事はこの通り。逆に私が褒められちゃいました。
家族に「アジャブジュバーンは麻布十番のことかもしれないっ!」と言うと、
「そんなこと知ってたよ」と返ってきます。
だったら、いろんなところで得意気になって言いまくる私に教えてくれたって良いじゃない(笑) 当時はとてもとても恥ずかしかったです。
私のじーじはとってもとっても面白いです。
作り話が得意だし、その辺の木の実とかも食べちゃいます。
ちょっと変わったじーじです。
本当の話も作り話も、大真面目な顔で同じトーンで話してくれます。
何がホントで、どれがウソか、見破るのが大変です^ ^
そして、その作り話をよく忘れます。面白いことを思い付いたらすぐに言いたくなっちゃうみたいなんだけれど、誰かに話すと満足して忘れちゃいます。
そんなところも含めて大好きなじーじです。
こんな思い出のある麻布十番。
どんな街か全く知らないけれど、この思い出と一緒にいつか行ってみたいな。
今度、じーじとばーばの家に遊びに行くので、またたくさんお話ししたいな。
ばーばのこともいつかnoteに書きたいな。
今日は思いっきり思い出話でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございます😊
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