今年のスナフキンは、紅葉に乗っている。
庭の柿の木は、植えられてから50年以上たっているらしい。
毎年、春はきれいな緑の葉っぱを茂らせ、夏はセミが止まって鳴き、秋は実がなり、そして紅葉も始まる。
落ち葉の色
柿の葉は、紅葉し、そして秋が深まるにつれて、毎日のように落下してくる。思ったよりも、葉っぱが大きいから、ヒラヒラ、というよりは、もっとボトっという音がするくらい直線的に庭に届く。
それに紅葉の色も、赤だけでなく、黄色や、ときにはまだ緑が混じったりして、複雑な色合いになっている。
そうしたことに気づくようになったのは、妻が毎日、庭に落下してきていた柿の葉を見て、その中で気に入った葉っぱを、玄関先の、妻の父親が作ってくれた古い机の上に置いてくれるからだった。
スナフキンと紅葉
庭にはスナフキンがいて、この前までは、切り取られた木の幹の上に座っていたのだけど、今年の秋は、気がついたら、柿の葉の上に乗っていた。
そして、毎日、妻が選んだ「その日のベスト葉っぱ」に乗り換えるようになった。
ちょっと楽しみになった。
午前中に、あ、いい色。と思って、太陽の光の当たり具合を考えて、午後に写真に撮ろうと思ったら、少し色が変わっていた。私は、大丈夫かと思ったら、妻は、「あ、もう色が変わった」と、スナフキンから遠ざけていた。
私の見る目は、やっぱりまだまだだった。
柿の葉「セレクト6」
落葉が始まってから、毎日のように妻によって葉っぱがセレクトされ、写真に撮ってはいたのだけど(妻に撮影を依頼することも多かった)、その中での「ベストセレクト」を妻にお願いしたところ、「6枚」が選ばれた。
だいたい、季節が進む順に並べてあります。
以前と比べて、紅葉が少し遅くなったようなので、まだ、しばらく、スナフキンが紅葉に乗る季節は続きそうです。
(他にも、いろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでいただけると、うれしいです)。