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いろいろなことを、考えてみました。

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自分の能力の足りなさを自覚しながら、いろいろなことを、考えて、書いて、考えました。
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「病気についての常識」で、改めて確認してみたいこと。

 なるべく外出しないようにしているけれど、昨日は、出かけた。  帰りの電車は、人がぴったりくっつくほどの距離だった。午後8時くらいになっているのに、乗れないくらい混んでいたから、もう1台待って、それでも、けっこう混んでいた。列の一番前で待っていたから、座れた。隣の男性が少しせきをする。同じ車両の遠くの方で、せきをする声が、複数聞こえる。  この前は、これまでだったら、駅の男子トイレは手を洗わない人も結構いたのに、3カ所ある洗面台の液体せっけんが全部、空だった。スーパーのアル

「トランプ勝利の理由が一つ分かった気がした」----動画・『ゲンロン友の会・無料放送』

 中年という年齢になってから、就職活動をした。 (※見出しの直接的な内容は、この記事の終盤になります。そこだけが必要な場合は、その項目だけでも読んでもらえたら、と思います)。 中年の就職活動 それまで10年以上、介護のために無職だったせいもあって、学校を出て、資格試験を受けて、正式に資格取得できるのが翌年だったことあり、その1年は本当に仕事がなかった。  それは、新卒で100社受けても内定が取れない、といった深刻さとは違うのかもしれないが、それでも履歴書を送っても、ただ

『新型コロナワクチン定期接種』について、思ったこと。

 新型コロナウイルスについて、話題になることは少なくなった。  だけど、特に高齢者にとっては、「5類移行」前と、それほど状況は変わっていないようだ。 ワクチンの種類 重症化のリスクがある人にとっては、ワクチンは今も有効な手段だと思う。  特に、新型コロナウィルスが未知のものとして脅威を振るっていた頃に、ワクチンが開発され、それが効果があったことに関しての研究もされてきた。  だから、「5類移行」後には、定期接種となり、費用の負担が大きくなったとしても、重症化リスクの高

「X世代」から始まり「Z世代」で終わりではないことを、(恥ずかしながら)初めて知った。

 Z世代、という言葉を聞くようになったのは、それほど昔ではないのだろうけど、定着するまでは比較的早く、いつの間にか、「今の若い人」と同じようなニュアンスで使う人が増えて来たと思う。 Z世代 ただ、こうした冷静な分析よりは、「ゆとり世代」を「ゆとり」などと呼び、「今の若者の悪口」になったように、「Z世代」も「若い世代の悪口」として使われるようになってしまうのだろうか、というような嫌な予感もする。 世代論 まだコロナ禍が今よりももっと危機感がある時期に「Z世代」に関して当時の

「衆院選2024」------投票に出かけた小雨混じりの日曜日。

 選挙は、遠い。  もちろん、システム的には、国民主権であるのだから、選挙があって、投票することで意志を示すのは大事なことだし、自分の生活に直接関わってくるのは、わかっているが、テレビなどで見ても、自分と関係あることのように思えないことも少なくない。 選挙活動 公示日から、候補者たちの選挙活動が始まって、投票日の前日まで、それが続く。  国のこれからを決める大事な選挙のはずなのに、2週間足らずの日程で、誰に投票するか、どの政党に入れるかを決めなくてはいけない。  家の

「選挙に行かない人」が、「選挙に行く人」に変わることはあるのだろうか?

 話題になったとしても、すぐに昔になり、忘れられてしまうのだけど、少し前に政治に関する、ある俳優の発言が、やや炎上したことがあった。  ここまでだったら、おそらく、批判されることもないはずだった。 (※今回は、1万字をこえる長めの記事になってしまいましたが、投票日が迫っていることもあり、前編と後編に分けることはせず、一挙に投稿します。読みづらいかもしれませんが、よろしくお願いします)。 「政治的ニヒリズム」 だが、さらに質問されて、話は続いた。  これは、政治に関心が

「子持ち様批判」について、「子どもを持たない人間」が思ったこと。(後編)

 「子持ち様批判」について知って、「ケアレス・マン」に関すること、さらには「選択的夫婦別姓」に対しての反対、高度経済成長。さらには「人生100年時代」のことまで考えた。  それは、これからは、誰もがケアを前提としての働き方になるのでは、といったことにまでたどり着いた。  今回は、「働き方改革」からの話になると思う。 本当の「働き方改革」 ケアを前提とした働き方ができるように、社会構造を変える必要がある。  子育てと同様に、介護もケアであって、そのケアをしながら働けるよ

「子持ち様批判」について、「子どもを持たない人間」が思ったこと。(前編)

 もう、かなり前のことになってしまうのだけど、ドラマを見ていたら、主人公が、同僚の子どもが急病のため、その仕事をかわることになっていた。  主人公は、以前から楽しみにしていた予約の取れないレストランをキャンセルし、しかも、当日のためか、かなりのキャンセル料(1万円を超える)が発生しているらしい場面があった。  その後も、その主人公の前で、上司は子育てをしながら仕事をしている同僚をほめたり、その同僚に電話をすると、その同僚はすごく謝ってくることになる。  そういう中で、主

大谷翔平と、AIの時代

 今年も、オリンピックのとき以外は、大谷翔平の姿や活躍や名前を見続けることになった。  普通にプレーしているようで、明らかにすごい。  それでも、ただテレビなどで見ている人間にはわからないような負担があるのだろうから、手術が必要になり、だから、2024年は、ピッチャーもバッターもする「二刀流」と言われるプレーではなく、D Hというバッターだけに専念するスタイルでシーズンを送っていた。  だから、見ている方は、リハビリをしながら、注意深くプレーをするのだろうか、といったこ

シャインマスカットと、iPhoneは似ているかもしれない。

 駅の近くのお菓子屋さんで、チラシをもらった。  そこには、シャインマスカット大福と書いてあった。  当たり前のように書いてあるのだけど、そこにはぶどうという文字はなくても、ぶどうということが、誰にもわかるようになったのだと改めてわかった。  シャインマスカット=ぶどう。  そのことを知らない人は、今は全人口の数%にしか今はいなくなったのろうけど、これだけ登場から普及が早い果物の種類は珍しいのではないだろうか、と改めて思った。 ぶどうの種類 いつものように食べている

働き始めてから意識するようになって、いろいろあったけれど、20年は続けたこと。

 大学を卒業して最初に就職したのがスポーツ新聞社だった。  今では考えられないけれど卒業式の前から働き始め、3月末にはトーナメント会場に先輩記者と一緒に取材に行き、いろいろと教えてもらい、4月からはゴルフ記者として、カメラマンと2人で現場へ行くようになった。  ゴルフ場に設置されるプレスルームには、違う会社のゴルフ記者の方々がいた。私が1年目で若く、いろいろとお世話になったけれど、仕事に関してはありがたいことに、そのうちに基本的には対等に扱ってもらえるようになった。  

優しくなりたい、と思ってからの30年

   21世紀の事情はよく知らないけれど、20世紀の頃の学校から渡される通信簿には、勉強の評価だけではなく、人間性のことも書かれていた。  よく考えれば、担任の教師という個人が、どれだけフェアで正確な見方ができるかどうかの保証はないのだけど、その評価を両親は信じていたようだ。 説教 小学校の3年を超えたあたりから、自分でも理由はわからないのだけど、成績は上がっていた。学習塾などもないような土地だったのだけど、家に帰ってきて、自由勉強、といったタイトルを自分でつけたノートに

ドーナツのイベントは、楽しかったけど、勝手に悪い予感も抱いていた。

 ドーナツには穴が空いている。  その理由には、諸説あるそうだけど、どうやら、実用的なことが関係あるらしい。 ドーナツに穴が空いている理由https://camelia.co.jp/magazine/book/13 (『カメリア』ホームページ)  このハンソン・グレゴリーは、母親のドーナツが生焼けだったために、穴を開けて、火の通りをよくした、ということらしい。それは、今のドーナツの原型になったのだけど、でも、そのときの母親の気持ちについては、ちょっと考えてしまう。自分

『「上質な感じの良さ」について』、というセミナーがあったら、と想像してみる。

 もしかしたらもうピークを過ぎたのかもしれないけれど、あやまるときに、眉を八の字にして少し悲しそうな表情を作る、というのが一種のマニュアルとして広まっているらしいことを知った。  そして、確かに、そんなにあやまらなくてもいいような場面でも、その表情を見ることが多くなった。そうした対応をする人は真面目な人なのだろう、仕事熱心なタイプなのだろうと思いながらも、そこまでしなくてもいいのではないか。こういうことを常識として広めたり、マニュアル化するのは、やっぱり怖いことなのではない