読書感想 『神に愛されていた』 木爾チレン 「書くことを、信じ続けられるすごさ」
ラジオを聴いていて、本に関する話題になるとメモを取ろうという姿勢になる。
その時は、リスナーからの日常的な出来事の中で、ある作品と出会ったというような言い方で、小説の題名が出てきていた。リスナーは女性のようで、その上、その作品は若い人に評価されていて、ということを知り、自分は若くないけれど読んでみたら、とても素晴らしかった、という内容だった。
若い女性が支持する作品は、若くなくて男性の私からは、たぶん、最も遠く、通常モードで暮らしていると、読む機会はないのだと思った