読書感想 『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる 答えを急がず立ち止まる力』 「ゆっくり身に染みていく何か」
時代のキーワードのようなものは、多くの人によって、これこそが重要で、しかも新しい、という言葉と共に、絶え間なく提出され続けている。
それは、おそらくは、もしかしたら人類が言葉を使うようになってから、ずっと継続されていることかもしれないと思うから、いつの間にか、重要で新しい言葉、ということ自体にどこか飽きてしまっていて、なんとなく微妙な無関心になっている。
特に英語圏の単語をそのままカタカナに置き換えたキーワードは、翻訳するという作業を怠っているようにも見えて、より信