読書感想 『平熱のまま、この世界に熱狂したい』 宮崎智之 「誠実で、切実で、正確な等身大の願い」
気がついたら、何年も聴いているラジオ番組があって、そこに自分にとっては知らない人が出演していることも少なくない。失礼なことだと思うけれど、そこでの話を聞いて、興味を持って著書を読むことがある。
宮崎智之氏も、その一人だったのだけど、自信があるように話す人たちが多いのに、その出演者の中で少し引っ込んでいるような、まだ考えが固まっていないまま、それでも話そうとしているあり方が、興味をひいた。
その時の、試行錯誤が、自然に現れているような姿勢を、その著書を読んで、思い出し