読書感想 『愛と差別と友情と LGBT Q +』 北丸雄二 「回路を通じさせるためのガイドブック」
LGBTという言葉を覚えたのが、恥ずかしながら、自分の中ではつい最近だった。そこにQが加わり、さらに+という表現もされるようになった。定着と変化のスピードは速くなった。たぶん、理解が追いついていない。
それは、おそらくは単に、見えていなかった事が見えるようになっただけなのだろう、と思えるようにはなったものの、それでも、自分は分かっていないし、分かるようにならないのではないか、という恐れのようなものは、ずっとある。
橋本治の小説の中で、自分の思いを相手が受けいれてくれ