読書感想 『辛酸なめ子の独断!流行大全』 「2014から2021までの記憶のアルバム」
本当に、いろいろなことが起こって、うそのように、ほとんどすべてを忘れていく。
それは、おそらく私個人だけでなく、今を生きている人ならば、ある程度以上、同意してくれるように思う。
本当は、自分のことでなく、遠い場所で起こっていますよ、という報告が多いから、その出来事が身に染みていないだけなのかも、と思いながらも、それでも忘れてしまうことが多すぎるのではないか、とも感じる。
ただ、この本は、目次のタイトルだけでも、不思議なくらい、その忘れていたこと自体を、思い出した。