ちょっと曲弾きを・・・
かねてよりお知らせしていた曲弾きの解説をしようと思います。
曲弾きって何?
昔は曲芸弾きと言っていたらしく、たまに僕が棹の下をくぐらせて弾いたりとか、歯で弾いたり(嘘)アクロバティック的な要素があったそうです。
今はそれではなく、ほぼ即興で行われる曲のことを指します。
仁太坊(にたぼう)という津軽三味線の祖が広めたと言われていますが、その弟子、白川軍八郎氏がその曲弾きを進化させ、今の今まで受け継がれていると言ってもいいかもしれません。ブルースの神様ロバートジョンソン的な感じですね。
即興だけれど基本は津軽民謡のイントロ
即興ですけど、ある意味ルールがあって、今回はじょんからベースなので、
「津軽じょんから節」のフレーズを「自分なりの解釈」で演奏するというのを曲弾きとしています。なので、アドリブでもありつつ、しっかりとじょんから節を奏でている事になります。ジャズのアドリブ演奏に近いですよね。
何やら弾いてるけど、最後の決め的なものはしっかり弾いてメインに移る的な。
結構ロックなじょんから節
津軽三味線を聴いて、ロックだ!と思う方もいます。ジャズだの何だの言って、ちょっとわからなくなってるかもしれませんが、叩くような撥さばきをまず見て、ロック的と思う人は多いですし、僕の場合はメタルとも言われます。ロックしながらアドリブ。これぞ津軽三味線の醍醐味と言われるのが、今回のテーマ「曲弾き」になります。
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