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女の子はおばけが苦手でした。 女の子のお母さんは、女の子のお父さんがオバケになったとよく言って聞かせていました。 女の子は何のことか分かりませんでしたが、そんな話をする時のお母さんの顔が怖かったので、オバケは怖いものだと思うようになりました。 ある日 女の子が外に遊びに行くと人通りの多い道で猫のおばけのような子がひなたぼっこしていました。 猫のおばけは時々大きなあくびをして「にゃー」と大きな声でないていました。 人通りの多い道でしたが、猫のおばけの姿は みんなには見えな