日本の歴史の流れを簡単にまとめてみた part29「明治維新(1)五箇条の御誓文」
さて、前回みたように、戊辰戦争が始まると、新政府は外国に対し、混乱を避けるため、天皇を中心とする新政権が成立したことと、幕府が結んだ条約は新政府が引き継ぐことを通告しました。
・また、新政府の方針を外国や日本国民に示しました。これは五箇条の御誓文と言われるものです。これには下の5つのようなことが書いてあります。
①政治のことは会議を開いて、みんなの意見を聞いて決めようね。
②みんなが心を合わせて、国の政策を行おうね。
③みんなの志がかなえられるようにしようね。
④これまでの良くないしきたり(攘夷とか)を改めようね。
⑤新しい知識を世界から学んで、日本を栄えさせようね。
五箇条の御誓文とはこんな感じです。
・さらに、人心を一新するため、年号を明治と改めました。これに関して、天皇の在位中には一つの元号のみを用いるという一世一元の制を採用。
・そして、江戸を東京と改称。
・また、天皇が東京に移る。
・政府の役所も東京に集めた。
新政府はその後も様々な分野で改革を推し進め、それによって社会は大きく変化しました。
このような幕末から明治の初めにかけての一連の改革を明治維新といいます。