『ターゲット1900』などの主要単語集に掲載の大学受験英単語を確実にマスターする方法
▶️当ブログは、主要な大学受験英単語集に掲載されている英単語を「すべて語源で説明する」ということを試みています。(まず2000語を目標とします。)
▶️そのため、「大学受験生」「高校生」の方たちに語りかける文体となっておりますが、対象英単語は中級レベル(TOEICスコアで600〜位でしょうか)をほぼ毎日取り上げて参りますので、大学受験生以外の英語学習者の方にもきっとお役に立つ情報が満載です。ぜひご覧ください!
1.英単語学習の悩みは尽きないが…
いったい、どうすれば英単語を覚えられるのだろう?
受験生の皆さんは日々、英単語学習の方法に頭を悩ませているのではないでしょうか。
何か参考になる英単語記憶法がないかとインターネットやYouTubeをみても、ひたすら「回す(=反復回数を増やす)ことを勧める勉強法」ばかり。
でも、その気になって、単語の反復回数を増やしてみても、目が単語を上滑りするだけ。「繰り返しても覚えられないから、苦労してるのに!」
と言いたくなりますよね。
一方で、例文(短文)と一緒に英単語を覚える、あるいは長文の中で単語を覚える、という(学校の先生が推奨する)昔ながらの勉強法も紹介されています。最近では、『ターゲット1900』の全ての見出し語に例文がつくようになりましたし、『Duo』や『速読英単語』などの優れたテキストも、受験生の定番の単語帳になってきています。
確かに「英文の中で単語を覚える」というのは、文脈の中で語義をつかみ記憶を定着させるには有効な方法論ですが、この方法の難点は、1つの単語を覚えるのに時間がかかり過ぎること。英単語のマスターには「反復」が重要ですが、英文ベースの記憶法だとどうしても繰り返すことが難しくなります。
英単語を繰り返し勉強するうちに「知識が確実に積みあがる感覚」が欲しい。それと同時に「英単語学習がドンドンはかどる感覚」も。
そういう、イイとこ取りな英単語学習法はどこかに無いものか…。
そんな受験生の希望を叶える夢の英単語学習法が、当ブログで提唱する
『3点バースト速習法』
なのです!
2.「語源」の知識を「ユルーく」使う!
『3点バースト速習法』では、英単語の「語源」をユルーく使うことをコンセプトにしています。
英単語は、①接頭語、②語根、③接尾語の組み合わせで構成されていますが、これらの各パーツのもとになったラテン語やギリシア語などの情報のことを「語源」と言います。
たとえば、最近、ニュースなどでよく耳にするSDGs(エス・ディー・ジーズ=Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)の最初の頭文字の英単語 sustainableを覚えたいとします。
このsustainable(持続可能な)という英単語は、
①susという接頭語と、②tainという語根、③ableという接尾語
から成り立っている、と説明できます。
そして、
①sus- は、「下から」という意味(subの変化形)
②-tainは、「保つ、つかむ」という意味
③-ableは、「~できる」という意味
であることが分かれば、①sus+②tainで「下から保つ」
→「~を支える、持続させる」というsustainの意味
が理解できるようになります。
これに、接尾語の③-ableが加われば、
「~を持続させることができる」=「持続可能な」
というsustainableの意味に到達するのです。
このような「語源を中心とした単語の学習法」もネット上で紹介されてはいるのですが、ただでさえ複数科目を勉強しなければならない(勉強以外も色々忙しい)高校生が自分一人で「語源をひも解いて単語を覚える」のは大変です。(しかも、そういう語源サイトで紹介される単語は、必ずしも大学受験用の英単語に限られていないし…。)
また、特に語源学者(言語学者)が書いた語源辞典の情報を引っ張ってきた語源サイトなどを見ると、sustainの語源として「ラテン語のsustinere(支える)から来ている」とか、「tainは、ラテン語のteneo(つかむ・保つ)に由来する」等の不要なラテン語情報が記載されていて、何が重要な情報なのだかよくわからない、ということになりがちです。
さらに、すべての英単語が
①接頭語+②語根+③接尾語
で構成されているわけではないので、語源中心の英単語学習法は、ある程度「ユルーく(=自分が納得できる範囲で)」再構成する必要があります。
とはいえ、そのような語源情報の再構成作業には適切な取捨選択が必要不可欠。そういう取捨選択は、英語学習・英語教育に長年携わった者がお手伝いできる作業だと思います。
そこで、『3点バースト速習法 大学受験英単語・速習編』では、大学受験生の皆さんが、『ターゲット1900』や『システム英単語』等の代表的な大学受験用英単語集に掲載されている重要英単語を語源情報をもとに「努力した分だけ、着実に知識が定着する」ことを目指して、以下の構成でブログ記事をアップしていきます。
A.「語源」で<見出し語>を覚える
毎回のお題として1語(または2語)の<見出し語>をタイトルとします。その<見出し語>を「語源」情報で解説していくという構成です。
ただ、語源というのは、①接頭語にも②語根にも③接尾語にも表れるので、その時々のテーマに応じて、筆者が中心となる「語源」を選択します。
B. 「接頭語」で<同一語源の単語>を覚える
<見出し語>だけでは、覚えるべき単語の数が増えませんので、「接頭語」を置き換えて<同一語源の単語>(もちろん大学受験用英単語)を複数語紹介します。
C.「接尾語」で<派生語>や<同一語源の単語>を覚える
さらに、Aの<見出し語>やBの<同一語源の単語>の後ろに「接尾語」を加えることで<派生語>つまり「AやBで取り上げた単語の別品詞の単語」を紹介します。
3.ついでに「カタカナ英語」も活用
近時の大学受験「現代文」では、英語の試験にもたくさん出てくる「カタカナ英語」(すでに日本語としてビジネス界や新聞・雑誌で日常的に取り上げられている英単語)を頻出させています。(例:アカウンタビリティー=説明責任など)
英語学習で覚えた単語が、カタカナ英語として日常的に使用されている場合には、そのようなカタカナ語も参照することで、英単語と意味の結びつきがより強化されるので、このような「カタカナ英語」も当ブログでは積極的に活用していきます。
さあ、準備はいいですか?
『3点バースト速習法 語源で覚える英単語』
開講です‼️