「白線ヘルニア」とは一体?…
先日の「副耳」でも触れましたが、今年5月に出生した長男には「白線ヘルニア」があります。
ヘルニアはなんとなく知っていますが、白線ヘルニアとは何なのか。
我々夫婦も、その診断を受けても頭の中は「?」でした。
白線ヘルニアとは
白線ヘルニアと普通のヘルニアの違いは、どうやらヘルニアが生じている場所が関係するそうです。
長男のお腹をよく見ると、へその上の部分が膨らんでいました。
どうやら、そこが腸がとび出ているとのこと。
確かに触るとプニプニしています。
腹壁に大きな穴が1つ、その近くに小さな穴が1つ空いているそうです。
その大穴からとび出ている腸を、何とかしなければなりません。
今できることは「とにかく綿球で抑える」
出生直後から生後2ヶ月頃までは経過観察でした。
そして、迎えた生後2ヶ月。
形成外科の先生から「この穴は大きいので、自然に腹壁の穴が閉じなければ外科手術になる」と言われ、手元にあった複数の綿球袋のうち、「中」と書かれたものから1つ綿球を取り出されました。
「毎日綿球で圧迫し、テープで固定をすること。綿球圧迫は毎度同じ場所にするとテープかぶれで痒みが出るので、違う方向で圧迫をしてあげること」とのこと。
看護師さんからもレクチャーを受け、長男の綿球処置が始まりました。
「痒そう。辛そう。」だけど、一緒に頑張ろう
こんな感じで、毎日圧迫を続けています。
綿球をグッと脱腸部分を巻き込みながら大穴にはめていき、周囲のお腹の肉で挟みます。
テープは短めに6本ほど事前に用意し、最初の一本を引っ張りながら中央部分で固定。
その上下に合計4本貼った上で、そのテープが剥がれないように、垂直になる形で2本使ってとめます。
これが意外と難しく、長男が泣いている最中だと腹部に力が入るので、綿球で圧迫できません。
また、引っ張りが足りない状態でテープを貼ると、夜泣きなどで簡単に綿球がとび出てしまいます。
先生にも何度か貼り方を後にご指導しただきながら、生後3ヶ月が経過した最近やっとスムーズになってきました。
それでも、先生からは「穴がなかなか小さくならないね」との診断…。
不安なのは長男も同じ。
今は自然に小さくなることを信じて、毎日この綿球圧迫を繰り返すのみです。
それにしても、この綿球圧迫は夫婦の協働作業。
「私が育休明けとなると、帰りが遅くなる。
だけど妻だけで作業するのは厳しいよな…」という別の不安もありながら、頑張っております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。