猫ミームでバズったのはこのオイラ。【ショートショート】
青天の霹靂。オイラは一躍有名になった。
オイラは田舎のその辺に住んでいる冴えないブサイクな陰キャだ。
帰り道の休憩所、振り返る姿をパシャリ。
それは一瞬の事だった。
気の抜けた変な顔とポーズ。
あの野郎、オイラの事を盗撮しやがって…!
「晒すなんてやめろ!デジタルタトゥーは御免にゃ!」あぁ、オイラの猫生が終わった…。
そう思ったが、それは逆だった。
“突然の猫ミーム”ブーム。
オイラの世界は一変した。
この世界でオイラを知らない者はいないほど有名に成り上がった。
「ネットを開けばオイラの写真でひっきりなしにゃ。」
今日もオイラに向けられる黄色い声。
最高の野良猫エンジョイライフ。オイラの猫生楽勝だ。
なにより、JKに撫でられながら食べる飯は美味い。
こんな幸せ他にない。
アンタらもオイラに癒されて、時には面白おかしく笑ったりもして、こんな幸せはないだろう?
もうこの生活からは抜け出せない。
オイラは今日も、アンタらに最高の1枚をくれてやるのさ。
【410字】
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たらはかにさん(毎週ショートショートnote)
▶︎ 今回のお題は…
【突然の猫ミーム】でハピハピハッピーなショートショート!
ちなみに、陰キャとは…
陰気なCatの略です(笑)
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メインの小説はどうでしたか。
この後にデザートでもいかがですか。
ということで、私がこれを書くに至った経緯や意図、その時の思いや感情などを知りたいと思った方はぜひ以下リンク先の『note中毒者になりつつある。【デザート】』を読んでみてください。
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